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アールスリー、kintoneをノーコードでカスタマイズ可能にする「gusuku Customine」に大幅な機能を追加

2022年11月10日 17時00分更新

文● ASCII

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 アールスリーインスティテュートは11月10日、kintoneをノーコードでカスタマイズ可能にする連携サービス「gusuku Customine(グスク カスタマイン)」の開発体験を大幅に向上させる複数機能の追加および追加予定を発表した。


 gusuku Customineはkintoneの「もっとこうできたらいいのに」をノーコードで実現するサービス。350以上用意された「やること」を自由に「条件」と組み合わせることで、思い通りのカスタマイズを作成することができる。

 
プログラミング言語の細かなルールを覚える必要がなく、すべてを日本語で設定できる点においてプログラミング言語で行なわれたカスタマイズよりも引き継ぎは容易となっている。カスタマイズの意図を伝えきれないといった課題に対して、以下の機能を追加した。
 

・カスタマイズの設定をドキュメントとして書き出す
・カスタマイズのバージョン管理
・カスタマイズのオーナー変更

 また、kintoneでのSIサービスを提供しているパートナーは、納品物としてカスタマイズの内容をドキュメントとして納品することを求められたり、ベンダーとしてより効率的にカスタマイズを管理する必要性が出てくるケースが増えているという。また、ベンダーが入って開発するもののその後の改良や追加開発は内製開発を目指す利用者にもあり、以下の機能を追加した。

・カスタマイズの設定をドキュメントとして書き出す
・カスタマイズのバージョン管理
・カスタマイズのオーナー変更
・1メールアドレスで複数の組織に所属できる機能

 さらに、gusuku Customineを使ってkintoneのレコードを取得したり更新したりする際に「kintoneクエリ」を利用する必要があるが、SQLに馴染みのない人に向けて簡単にするため、さらにわかりやすくする工夫を行なう。また、kintoneに対するバッチ処理を簡単にするため、以下の機能を追加。

・「条件を組み立ててレコードを取得する」をより簡単に
・Job Runnerのログをすぐに閲覧可能に
・Job Runnerのテスト実行

 このほか、カスタマイズ作成者から複数の人がカスタマイズを作成するケースに対し、チームでの開発に向けて以下の機能を追加する。

・カスタマイズの部分的書き出し
・カスタマイズのオーナー変更
・カスタマイズのバージョン管理
 
 「複数のアクションをまとめて移動」機能や「Job Runnerのログをすぐに閲覧可能」機能、「Job Runnerのテスト実行」機能などに関してはリリース済み。そのほかは順次、開発・リリースを行なうという。

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