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配膳、運搬ロボット「Servi」、最大5台を同時稼働など新機能開始

 ソフトバンクロボティクス株式会社は2022年11月1日、配膳、運搬ロボット「Servi(サービィ)」の新機能を開始。最大で5台の「Servi」を同時に稼働できるようになったほか、走行時の音や到着時の発話音声のセリフ、走行スピードをカスタマイズ可能とし、より効率的な運用を図る。

「Servi」はソフトバンクロボティクスが2020年9月に発表した、飲食店やホテル、旅館、小売店などでスタッフとともにチームワークで働くことを目的に開発された配膳、運搬ロボット。2021年2月から日本国内で発売となった。「Servi」は導入も操作も簡単で、配膳から下膳、運搬などさまざまな用途に活用でき、従業員は「Servi」活用によって時間が生まれた分、接客に集中することができる。

 新機能では、最大5台を同時稼働できる「マルチロボット機能」として、ロボットがほかのロボットの位置を正確に把握し、広いホールやキッチンの出入り口、通路などの狭い場所でもスムーズに走行が可能となった。たとえば、料理提供頻度が高く、人流が多い食べ放題の店舗などにおいても、より効率的な配膳、下膳業務ができるとしている。

 また、「走行音や到着時の音声変更機能」も新たに追加した。「Servi」の走行音を変更できるほか、配膳、下膳時など特定のシーンでの発話音声のセリフの設定、独自の音声ファイルへの変更ができる。これによって、客層に合わせたブランディングや、店舗の雰囲気に合わせたカスタマイズが可能となる。

「走行スピードの変更」では、走行速度が従来の最高走行速度だった秒速0.6メートルから、最速で秒速0.8メートルとなった。初期導入時に、環境に合わせた速度の設定を行なうことで、安全でスピーディな配膳、下膳を図ることが可能となる。

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