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ゲーミングキーボード「VK310C」「VK300T」「VK300S」をレビュー

エレコム「V custom」のゲーミングキーボード3機種を2週間使ってみた!

2022年11月04日 11時00分更新

文● BRZRK 編集●市川/ASCII

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VKシリーズのキートップには
目を見張るべき特徴がある!

 VK310とVK300のキートップは基調色がつや消し加工された黒色で、シックな見た目だ。PCとUSB接続をするとキートップの裏側にあるLEDが発光し、"いかにもゲーミング"な雰囲気になる。

 キートップの基本サイズは、実測で約12(W)×14(D)×9(H)mmだった。キーピッチは19mmで、これはエレコムが使いやすさの標準と定めている間隔に準拠している。

 このキートップには注目すべきポイントが存在する。それは、指を配置しやすいように窪みを持たせているところだ。

注目すべきは、窪みのあるキートップ!

 「それって結構普通じゃない?」と思うかもしれないが、VKシリーズのキートップをよく見ると、奥側とわずかに高低差が生じるような形状となっている。この形状による恩恵は絶大で、指先でキーとの確かなグリップ(あえてこう表現する)が感じられ、常に指をベストな位置でキープし続けることが可能になるのだ。

 ちなみに窪みの形状は2パターンあり、触れることが想定される指に合わせて作られている。こういった細かいところまで気を配っているあたりは見事と言ってもいいだろう。なお、付属品として滑り止め効果のあるグリップシートが43枚同梱されており、これをキートップに貼り付けることで一段階上の操作感を得ることが可能だ。

滑り止め効果のグリップシートが付属

 スペースキーの右にあるエレコムゲーミングのロゴのついたキーは「ゲーミングモードキー」で、PCゲームを遊ぶときに障害となることが多い半角全角キーを無効化できる。こちらについては後述する設定用ソフトウェアのところで触れているので、そちらを参照してほしい。

 続いては底面部も見てみよう。VK310とVK300は底面部に滑り止め用のラバーが前後方向に2枚ずつ、そしてスタンドを伸ばしたときの接地面に2枚の計6枚が貼られてあった。しかし、そのサイズはVK310のほうが細く、VK300のほうが大きめとなっていた。一般的に同じサイズのものを使用することが多いのだが、なかなか面白い差異と言えるだろう。

 底面部にあるスタンドは立たせると約1.5cmほどの高さになり、約8.5度ほどの傾斜を作ることができる。ベタ置きの状態だと操作しにくいと感じた場合は、このスタンドを立てて利用するといいだろう。

底面部にあるスタンド

 最後は後部。こちらはVK310だと給電用のUSB Type-Cソケットがひとつあるだけだが、VK300はType-Cソケットに加えてUSB Type-Aポートが追加されている。なぜVK310側にこのUSBポートがないのかは不明だ。

VK310の後部に給電用のUSB Type-Cソケットが1基ある

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