FastLabel、アマナ提携でAIの機械学習向けストックフォト100万点超販売など開始
AI開発に必要なデータプラットフォームの開発、提供を行うFastLabel株式会社と、ストックフォト事業を運営するVisual Bankグループの株式会社アマナイメージズは2022年10月25日、業務提携を締結し、AIの機械学習に必要な素材データ（画像、動画、音声）の販売面で相互連携を開始。共同で、「ストックフォト100万点以上の販売」、「素材パッケージ、自動アノテーションモデルの販売、提供」、「素材データ収集、撮り下ろしサービス」の3サービスの提供を行う。
「ストックフォト100万点以上の販売」として、アマナイメージズがフォトグラファーや作家から預かっている素材の中から100万点以上の素材データを、AI開発における機械学習向けに、特別価格で販売を開始する。AIデータプラットフォーム「FastLabel」の「データセット」タブから、キーワード検索により購入したデータを検索可能。「FastLabel」はインストール不要で、画像や動画、テキスト、音声などのアノテーション（AIに学習させたいデータに意味付けをする、AI教師データの作成、改善）をウェブブラウザ上から開始できるのが特徴。
「素材パッケージ、自動アノテーションモデルの販売提供」では、個別のユースケースについて、「素材データ」、「アノテーションデータ（各種形式）」、「自動アノテーションモデル」を一括で提供。素材データから、教師データ、自動アノテーション（別途プラン契約が必要）まで迅速に利用可能。今後、表情を含む人物の顔画像や、感情を含む音声の提供も予定しているという。
提供例：熱中症データパッケージ
サンプル：2.5m、「作業者倒れ込み」
「素材データ収集、撮り下ろしサービス」では、制作会社、プロのカメラマン、モデルを活用した、オリジナルなデータの撮り下ろしを利用できる。AI 倫理やデータの権利、プライバシー保護の重要性が高まる中、被写体や被写物の権利の取り扱いについて管理を強化し、AI開発の要望に沿ったデータを提供する。
サンプル：対象物のピクセル固定撮影を実現する技術
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