5万円以下の第9世代iPadは健在
第10世代のiPadは、全画面デザイン、Touch IDの電源ボタンへの統合、USB-Cの採用など、基本的なデザインがiPad Airに大きく近づきました。
しかし見た目が似ているからこそ、違いが重要になってきます。本体カラーはどちらも多色展開ですが、iPadはビビッドで「かわいい」(米国ではlovable)をアピール。大人向けの色合いのiPad Airとは方向性が異なります。
専用キーボードとしては新たに「Magic Keyboard Folio」が登場。上位モデルにはないファンクションキーが加わっていることが目を引きます。
Apple Pencilの対応は第1世代となり、変換アダプタを介してペアリングと充電をする方式は賛否両論ですが、すでに第1世代のペンシルを持っている人なら購入費用を抑えられます。
ただ、いくら中身が進化したといっても、「iPadにそこまで多くを求めていない」という人も多いはずです。教育現場への一斉導入やお店の注文端末など、iPadが活躍する場面は広がっています。
その点、第9世代iPadは税込4万9800円の据え置き価格で販売が続いています。円安が進む中でも、「5万円以下」の貴重な選択肢としてがんばってほしいところです。
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