清水建設とブルーイノベーション、オムロン、病院設備と複数ロボットを連携させたサービスを実証導入
清水建設とブルーイノベーション、オムロン ソーシアルソリューションズの3社は10月14日、加賀市医療センターにおいて、病院設備と複数ロボットを連携させた清掃・案内・配送などのサービスを実証導入した結果を発表した。
本実証導入は、加賀市および3社が共同で内閣府から受託した「スーパーシティ構想の実現に向けた先端的サービスの開発・構築等に関する実証調査業務」として実施したもので、加賀市医療センターに清水建設の建物OS「DX-Core」とあわせてロボット制御プラットフォームとしてブルーイノベーションの「Blue Earth Platform(以下、BEP)」と清水建設の「Mobility-Core」を導入。
BEPを介してオムロンの複合型サービスロボット「Toritoss」と清掃ロボットをDX-Coreと連携させ、各ロボットがセキュリティー自動ドアなどと連動して病院内をシームレスに移動しながら業務を行なう。また、Mobility-Coreを介してDX-Coreと連携させた配送ロボットと自動ドアの連携実証も併せて実施。
実証導入により、
・ロボット導入による清掃業務・看護業務等の負担軽減の可能性を確認
・従来の人による業務に加えてロボットが提供するサービスを組み合わせた業務体制を構築
・業務体制の構築により病院施設内のマンパワー不足への対応や、コロナウイルス禍における人との接触機会を抑制した安全な業務運営などを実現できることが確認
などの結果が得られたという。