前モデルと比較すると歴然!
AQUOS R7のカメラの進化
AQUOS R7の最大の魅力は、1インチセンサーを搭載し、ライカが監修したカメラ。というわけで、アスキースマホ総研が従来モデルと撮り比べた写真が紹介されました。
前モデルのAQUOS R6も1インチセンサーを搭載していましたが、新しいセンサーに変更されたことで、より表現力が向上。特に、暗い場所で撮った画質の違いに興味を持った来場者が多かったようです。
AFの方式が変わったことも大きな進化点。前モデルはコントラストAF(+ToF-AF)でしたが、AQUOS R7は撮影領域の全画素でピントを合わせる像面位相差AFになり、よりスピーディーにピントが合うようになりました。スピーディー末岡がカメラを起動した状態でレンズに手をかざし、手を外すと、どれくらいの時間でピントが合うかを実験したデモが披露されました。
AQUOSの中の人が
スペック表ではわからない進化点を解説
続いてのコーナーは「AQUOS中の人に聞く! ここだけの話」。AQUOS R7の企画に携わった石川暁人さんに登場いただきました。シャープのスマホを企画・開発する通信事業本部は広島県東広島市にありますが、このイベントのために、はるばる広島からお越しいただきました。
石川さんからは、まずカメラの企画・開発で、こだわったポイントについて紹介されました。
次に、デザイン面でのこだわりを披露。背面パネルにガラスを用いつつ、「ギラギラしすぎないように、何度も微調整を重ねて開発しました」とのこと。前モデルのAQUOS R6ではカメラが中央に配置されていませんでしたが、今回は中央にすることを決めて、内部構造の見直しにも気をつかったとのこと。ディスプレイの上のスピーカー(通話口)をできるだけ細くすることにもこだわったそうです。
続いて、石川さんからスペック表などには書かれていないが「実は進化させた」「とことんこだわった」というポイントを教えていただきました。来場者はもちろん、アスキースマホ総研の面々も初めて知ることが多かったようで、みなさん興味深そうに耳を傾けていました。特に、同梱のSIMピンが一般的な形状とは異なる理由が明かされた時には、いちだんと盛り上がりました。
カメラのシャッター音も前モデルから変更されています。実際に聞いてもらわないとわかりにくいのですが、石川さんいわく「より小気味よい音」になったととのこと。シャッター音だけでも100パターンを超える候補から、開発陣が聴き比べて、会議を重ねて1つを選ぶといった、細部にまで徹底的に気をつかう開発現場だったようです。