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iPadをもっと使いこなす!”驚”活用テク 第2回

iPhoneの二段階認証をiPadへコピペ、Safariやメールの続きを引き継ぐ

【活用提案】iPhoneの作業は大画面のiPadに引き継ごう、Handoffを使いこなす

2022年10月11日 14時00分更新

文● 岩渕 茂 編集●ASCII

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ウェブページだけでなく、メールやメモなども引き継げる

 「Safari」のタブを引き継ぐには、iCloudタブ共有だけでなく、「Handoff」という機能でも可能だ。Handoffは、アップル製のデバイス間であらゆる作業を引き継げる機能で、ウェブだけではなく、「メール」や「メモ」など多くのアプリで対応している。例えば、「メール」の場合、iPhoneで書きかけたメールをそのままiPadに引き継いで仕上げることができるわけだ。

「Handoff」は、作業をそのまま引き継げる便利な機能。メールの作成、マップの検索の続き、書類の作成など、多くのシーンで活用できる。

 Handoffは、「Safari」「メール」「メモ」「カレンダー」「連絡先」「リマインダー」「マップ」「Pages」「Numbers」「Keynote」など、アップル純正アプリのほとんどで引き継ぎが可能。また、一部のサードパーティーアプリでも利用できる。人気アプリでも使えるものが多いので、ぜひ覚えておきたい機能の一つだ。

●「Handoff」を有効にする

 Handoffを利用するには、BluetoothとWi-Fiの両方をオンにしておく必要があるので、「コントロールセンター」であらかじめオンにしておこう。あとは、利用する端末すべてでHandoffをオンにすればいい。

「設定」アプリを開き、「一般」→「AirPlayとHandoff」の順にタップする。

「Handoff」をオンにする。iPhoneも同様の手順で設定する。

●iPhoneで書きかけのメールの続きをiPadで書く

 Handoffでデータを引き継ぐには、まず、元になるiPhoneで引き継ぎたいアプリの画面を開いておく。すると、iPadのDockに、その端末のバッジが付いたアプリのアイコンが表示される。これをタップすれば、元の端末で作業していた状態が、そのままiPadに引き継がれる。

メールの作成を引き継ぐ例で説明しよう。まず、iPhoneの「メール」アプリでメール作成画面を開き、途中まで作成する。

iPhoneで作成画面を開いたままiPadを確認すると、DockにiPhoneのバッジが付いた「メール」アイコンが表示される。これをタップする。

iPhoneで作成していた状態がiPadに引き継がれ、まったく同じ状態で作業を再開できる。

iPhoneからiPadへすぐにコピペできる方法がある

 最後にもう一つ、Handoffにまつわる連携機能で覚えておきたいのが、「ユニバーサルクリップボード」だ。これは、iPhoneでコピーしたデータを、iPadで貼り付けられるというもので、テキストだけでなく、画像や動画のコピペも可能だ。

 「コピペなんてそんなに使わない」と思うかもしれないが、けっこう使うシーンは少なくない。例えば、二段階認証。iPhoneで受信した二段階認証コードをiPadで手入力するのはめんどうだし、間違える可能性も高い。コピペしてしまえば、一発で確実にコードが入力できる。

まず、iPhoneの二段階認証アプリでコピーする。「Google Authenticator」アプリでは、コードをタップすればコピーされる。

iPadでは、通常の手順でOK。iPhoneでコピーされたコードが貼り付けられる。

 ユニバーサルクリップボードは、Handoffが利用できる状態なら、すぐに利用が可能だ。コピペの操作も、通常の方法と同じなので、覚えておいて損はないだろう。

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