ZENKIGEN、面接動画データを活用して企業の採用力向上を支援
株式会社ZENKIGENは2022年8月25日、採用DXサービス「harutaka(ハルタカ)」を活用して、企業の採用力向上を支援する取り組みを開始すると発表。
「harutaka」は採用DXサービスとして、オンライン会議システムにはない、採用に特化したWeb面接機能を提供している。オンライン上で面接できるエントリー動画機能やライブ面接機能に加えて、面接の動画データをAI解析する「harutaka EF(エントリーファインダー)」機能、ライブ面接中の動画データをAI解析する「harutaka IA(インタビューアセスメント)」機能を備えている。
従来の一般的な採用面接では、候補者への質問から評価まで面接担当官の裁量に任せて行われるケースが多く、人事部門の採用担当者にとっては面接の実態が掴めず、面接精度の検証および改善が難しいという課題があった。近年はコロナ禍でオンライン面接が定着し、面接を録画して共有できるようになったものの、録画映像だけではコミュニケーションの質を定量的に分析することは難しく、面接の精度を検証するまでには至らなかった。
こうした状況を受け、ZENKIGENは、データをもとに企業の採用力を可視化し、課題抽出から採用力向上に向けた改善活動までを支援するソリューションに取り組む。
「harutaka」の面接動画データから、候補者と面接官の「表情の動き」や「発話比率」などを「面接品質の指標」としてAIが解析して定量化。さらに、適性検査結果や採用管理システム上のプロセス情報、面接官の評価結果などを総合的に分析する。これらにより、面接官ごとの採用貢献度や採用プロセスにおけるボトルネックを特定し、採用活動における改善点を抽出することで、企業の採用力を向上させる効果的な施策を検討していくとのこと。