エントリークラスのフィットネストラッカー「Inspire 3」
タッチスクリーンをカラー化
Inspire 3は、リストバンドスタイルのヘルス・フィットネストラッカー。Varghese氏は本機の位置付けについて、「Fitbitによる健康管理のプラットフォームを手軽に試せるエントリーモデル。これから本格的にフィットネスデバイスを使って自分の健康管理に挑戦してみたい方々におすすめしたい」と説明している。
2020年に登場した前世代モデル「Inspire 2」の直販価格2万1470円から、新モデルInspire 3は直販価格1万2800円と手頃になった。血中酸素ウェルネスを計測するセンサーを新たに追加した。内蔵バッテリーによるフル充電からの連続駆動は、約10日間。本体は水深50mまでの耐水仕様。
Varghese氏は「新しいInspireはデザインをリニューアルして、若年層のユーザーに魅力を訴求したい」と語っている。「本体はスリムになりボタンも付いているが、最大の進化はカラータッチスクリーンになったこと。多くのユーザーから長くリクエストをいただいていた点にメスを入れた」という。
従来機種と同じ24時間の心拍測定、運動強度を把握するためのアクティブゾーン計測などの中心的機能を継承。有料のFitbit Premiumサービスに加入して日々のヘルスケアの記録を継続的にモニタリングしたり、多数のワークアウトプログラムが楽しめる。新機能の睡眠プロフィールにも対応する。
Varghese氏はFitbit製品の強みについて「ヘルスケアとフィットネスに関連する総合的な知見をベースにすべての機能を開発、ブラッシュアップしてきた。新製品ではユーザーの習慣や好みに合わせたパーソナライゼーションが細かくできる使い勝手を実現することに注力している。データが見られるだけでなく、計測結果を元に健康の維持・増進にも役立つアドバイスが提供できるFitbitのハードウェアとサービスに注目してほしい」と呼びかけた。
訂正とお詫び:初出時、一部表記に誤りがございましたので、訂正いたしました。(2022年8月26日)
筆者紹介――山本 敦
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。