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国内外のゲーム市場を最新データで分析。「ファミ通ゲーム⽩書 2022」が本日8月25日より発売

2022年08月25日 11時00分更新

文● Zenon/ASCII

 角川アスキー総合研究所は8月25日、国内外におけるゲーム市場の最新情報をまとめたデータ年鑑「ファミ通ゲーム白書 2022」を発売した。価格は書籍版が4万9500円、PDF版が4万1800円、セット版が8万4700円となる。

 本書は、日本国内と北米、欧州、アジアといった海外主要地域別のゲーム市場について、豊富な最新データと大規模なアンケート結果をもとに、ゲーム・エンターテイメント業界の最新動向を分析したデータ年鑑だ。

 書籍版についてはオンラインショッピングサイト「ebten」で、電子版は主要電子書籍ストアにてそれぞれ販売中。

・紹介ページ:https://ebten.jp/eb-store/69/
・販売ページ:https://f-ism.net/fgh/2022.html

 また、「PDF(CD-ROM)+書籍 セット版」については、2022年9月30日の申し込み分までに限り、通常価格8万4700円のところを4万1800円で提供する特別キャンペーンも開催中なのでお見逃しなく。

 以下では、本書内の主なトピックスを一部紹介していこう。

以下、リリースより。

世界のゲームコンテンツ市場、前年比106%の約21.9兆円

 『ファミ通ゲーム白書 2022』では、2021年の世界ゲームコンテンツ市場規模を21兆8927億円と推計。前年から約6%の増加となり、新型コロナウイルスによる巣ごもり需要が“特需”に終わらなかったことを示す結果となりました。

 地域別で見ると、北米、欧州はゲームアプリとPCゲームが市場の成長を支えましたが、東アジア(日本、中国、韓国、香港)は横ばいに推移し、若干の差が生じています。これは世界的な半導体不足がハードの普及に影響し、家庭用ゲームコンテンツが伸び悩んだことが要因の一つと見受けられます。

 現在ゲーム業界は、コンテンツの脱デバイス化の旗手としてゲーム機、PC、モバイルを横断的に駆使することが必勝法の一つとなっており、メタバースやNFTといったキーワードとの関わりも注目を集めています。

※コロナ禍における海外調査の諸制限にともない、2020年の「アジア」を2021年は「東アジア」に変更して掲載しています。

国内ゲーム市場規模、ほぼ横ばいで2兆円の大台をキープ

 2021年の日本国内ゲーム市場規模は、前年比99.2%とわずかにマイナスとなりましたが、2兆円の大台をキープしました。2020年がコロナ禍におけるゲームの需要増で、前年より2割近く拡大したことを考慮すると、その急成長に対する大きな反動はなかったという見方ができます。

※家庭用ハード……Nintendo Switch、プレイステーション 5などの家庭用(コンシューマー)ゲーム機本体。
※家庭用ソフト……家庭用ゲーム機で動作するゲームコンテンツ。
※オンラインプラットフォーム……家庭用ゲーム機、スマートフォン、タブレット、PCなど、ネットワーク接続を前提にゲームコンテンツが動作するプラットフォーム。ただし、家庭用ゲーム全体の市場規模を明確にするため、上記のグラフに限って家庭用ゲームのオンライン市場は「家庭用ソフト」に含めている。

国内ゲーム人口は昨年からの流れを踏襲し、5535万人まで拡大

 2021年の国内ゲーム人口は5535万人まで増加し、調査対象を5〜59歳に拡張した2015年以降初めて5000万人を突破した前年の流れを踏襲する形となりました。

 前年は微減となったアプリゲームユーザーは6.4%増と持ち直し、PCゲームユーザーも4.8%の増加となりました。さらにPCでのみプレイする人口も約20%増えています。家庭用ゲームユーザーは、前年に『あつまれ どうぶつの森』の歴史的セールスもあり3割近く増加しましたが、2021年は微増となりました。

ゲームアプリが約1.3兆円と国内ゲーム市場を牽引

 オンラインプラットフォームにおけるゲームコンテンツ市場は、微減ながら1兆6414億円と前年の規模を維持。依然として国内市場の中心的存在となっています。

 なかでもゲームアプリは『ウマ娘 プリティーダービー』の大ヒットなどの要因も加わり、1兆3001億円とほかの分野を圧倒しました。

 

【書籍情報】

タイトル:ファミ通ゲーム白書2022
発行・編:角川アスキー総合研究所
発売日:発売中(2022年8月25日)
価格:
 書籍版:4万9500円(送料込)
 PDF版(CD-ROM)版:4万1800円(送料込)
 PDF(CD-ROM)+書籍 セット版:8万4700円(送料込)
判型・頁数:A4、386ページ

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