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山谷剛史の「アジアIT小話」 第182回

中国でファーウェイが取り組んでいる、脱Wintelなパソコンの数々

2022年07月25日 12時00分更新

文● 山谷剛史 編集● ASCII

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OSはLinuxベースの統信UOSを採用
最近になって一般ユーザーにも開放された

 ところでKirin搭載PCにしろKunpen搭載PCにしろ、OSは「統信UOS」というLinuxベースのOSが採用されている。Windowsが比較対象になるのでどうしても酷評となってしまうが、ファーウェイのHarmonyOSのようにAndroidアプリが利用でき、他機種とのデータ連携が容易にできるなど、以前の中国独自OSのような「ほぼ何もできない」ものよりははるかに良くなっている。

Linuxベースでスマホとの連携もできるなど、ある程度使えるものにはなっているようだ

 先ごろ統信UOSがコンシューマー向けにも開放され、インストールが可能になった。今回の記事では本筋から離れるので紹介はしないが、我こそは人柱志望という読者は中国語ができる人にお願いして手続きをして、試しにいれてみるのもいいかもしれない。

 

山谷剛史(やまやたけし)

著者近影

著者近影

フリーランスライター。中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で、一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。書籍では「中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立」、「中国のITは新型コロナウイルスにどのように反撃したのか? 中国式災害対策技術読本」(星海社新書)、「中国S級B級論 発展途上と最先端が混在する国」(さくら舎)などを執筆。最新著作は「移民時代の異国飯」(星海社新書、Amazon.co.jpへのリンク

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