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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第79回

【今月の自作PCレシピ】動画配信を想定した静音重視のPC

2022年07月17日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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Core i7-12700を静音ファンでしっかり冷却

 CPUは、12コア/20スレッドで動作する「Core i7-12700」で、CPUクーラーには360mmサイズラジエーターを採用するMSIのハイエンドオールインワン水冷ユニット「MEG CORELIQUID S360」を選んでいる。Core i7にこの水冷はオーバースペックに感じるが、山本さんによると「高負荷時も高い冷却性能でファン回転数を抑えられるのがポイント」とのこと。

 「MEG CORELIQUID S360」は、高いスペックで単品でも人気となっている120mmファン「MEG SILENT GALE P12」を装備しているのもあり、高い冷却性能と静音性を両立している。CPUを「Core i9-12900K」にアップグレードしても問題ないのはもちろん、次世代Coreシリーズでも静かにしっかりと冷却できるだろう。

Pコア8コア/16スレッド、Eコア4コア/4スレッドの20スレッドで動作するCore i7-12700を選択

冷却性能に定評のあるAsetek製オールインワン水冷のOEM品となる「MEG CORELIQUID S360」。ウォータブロック部にVRMファンと2.4型モニターを内蔵するハイエンドモデルだ

ラジエーターファンには、高い風量と静音性を備える「MEG SILENT GALE P12」を採用。1基あたり2500円前後する高級120mmファンだ

標準で重量級ビデオカード支えるVGAステーを含めているあたりに、山本さんの気配りを感じる

ANTECの静音PCケースで動作音をカット

 静音を重視したパーツ選びで重要なのがPCケースだ。山本さんはフロント、両サイド、トップに吸音パネルを搭載するANTEC「P10 FLUX」を選んでいる。魅せる系要素の基本となる強化ガラスを採用していないので「MEG CORELIQUID S360」が備えている2.4型のステータスモニターは活かせないが、静音重視で水冷クーラーとPCケース選んだ結果こうなった。

ANTECの静音重視PCケース「P10 FLUX」。ビデオカードに風を送るボトムファンなど、合計5基のファンを標準で搭載している

シンプルなフラットデザインを採用。なお、フロントパネルの開閉方向は変えられるので、机の左右どちらにも置ける。とくに光学ドライブ搭載時の使い勝手がいい

ボトム部に120mmファンを搭載。ビデオカードに風を送る仕組みになっている

裏面配線スペースも備える。キレイな裏面配線にチャレンジするのも自作PCの楽しみ方のひとつだ

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