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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第79回

【今月の自作PCレシピ】動画配信を想定した静音重視のPC

2022年07月17日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みに組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。

※写真はイメージです。実際に使用するパーツとは異なります

 そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。

 秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。

ゲームや写真・動画の編集などやりたいことに挑戦できる1台を組む

  自作PCには、ゲームやビジネス、動画配信といったさまざまな用途がある。また、LEDイルミネーションや各種パーツのカラーをコーディネートするなど、多種多様な楽しみ方もある。

 そんなこだわりのひとつに「静音」がある。単に環境音をなるべく静かにしたいという人もいれば、マイクにノイズを乗せたくないと考える人も多い。オンライン会議にゲームはもちろん、動画配信ならなおさらだ。

 そこで、今回は動画配信を見据えた静音重視PCをドスパラ秋葉原本店スタッフの山本さんに提案していただいた。その性能は、カメラとマイクを導入した本格な実況配信はもちろん、ゲーミングも写真・動画の編集も快適。液晶タブレットをつなげばイラスト作成もできるなど、やってみたいことに遠慮なく取り組める1台になる。

 PCの騒音は人によって感じ方が異なるので、パーツ選びが非常に難しい。厳選に厳選を重ねた本レシピをぜひ参考にしてほしい。

ドスパラ秋葉原本店。PCパーツは2階で取り扱う。1階のBTOパソコンと比べながら、自分好みのPCを自作するのもあり

有料の組立代行サービスもあるので、自分好みのPCをイチから選んで、組み立ててもらうこともできる

今回のレシピを考えてくれたのは、2階パーツフロアスタッフの山本さん。ドスパラ秋葉原本店には、女性スタッフもいるので、はじめてPC自作に挑戦する女性にもおすすめできる

ゲームも楽しめるバランスの良いスペック

 総額はOS込みで26万円台になるが、高リフレッシュレート駆動のPCゲーミングや、写真・動画の編集に、カメラ、マイクなどを追加しての実況配信、液晶タブレットを組み合わせたイラスト作成など、いろいろなことに挑戦できるスペックになっている。そのうえ静音性にも配慮したパーツを選んでいるのがポイントだ。

山本さん考案の静音重視PCの構成パーツ

いろいろなことに挑戦できる静音PC構成
CPU インテル「Core i7-12700」
(12コア/20スレッド、最大4.90GHz)
4万7980円
CPUクーラー MSI「MEG CORELIQUID S360」
(簡易水冷、360mmラジエーター)
3万6000円
マザーボード ASRock「B660 Steel Legend」
(インテルB660、ATX)
2万4200円
メモリー CORSAIR「VENGEANCE LPX CMK32GX4M2E3200C16」
(16GB×2、DDR4-3200)
1万3980円
システムストレージ Samsung「980 PRO 1TB MZ-V8P1T0B/IT」
(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
1万9980円
データストレージ Western Digital「WD Blue WD40EZAZ」
(4TB HDD、SATA3.0)
8960円
ビデオカード Palit「GeForce RTX 3070 GamingPro V1 8GB」
(GeForce RTX 3070、8GB GDDR6)
7万3800円
PCケース ANTEC「P10 FLUX」(ミドルタワー) 9878円
電源ユニット DEEPCOOL「PQ750M」
(750W、80PLUS GOLD)
1万1980円
VGAステー 親和産業「SS-NVGASTAY-L」 1720円
OS Microsoft「Windows 11 HOME」パッケージ版 1万6580円
総額(税込)   26万5058円

※価格は7月11日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

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