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アスキートレンド調査室 第1回

スマホの充電端子、欧州でUSB-Cに統一 メリットは? iPhoneは?

2022年06月27日 09時00分更新

文● 村田 響(アバンギャルド)

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話題のワードについて調査・報告する「アスキートレンド調査室」。今回のテーマは「USB-C」。欧州でモバイル機器類のポート規格がUSB-Cに統一されることになった。その経緯やメリットについて報告する。


 欧州議会は現地時間6月7日、無線機器指令の改正案を発表(Commission welcomes political agreement on EU common charger (europa.eu)より)。EU加盟諸国内のモバイル電子機器(スマートフォン、タブレット、ヘッドホン、パソコン、デジタルカメラ、携帯ゲーム機、ノートパソコン等)のポートの規格をUSB Type-C(以下、USB-C)で統一することになった。

 さらに、電子機器を購入する際には、充電器も一緒に買うか消費者が選択できるようになる。同時に、メーカーは、急速充電の対応等のスペックの表記を明確にしなければならない。ノートパソコンは2026年、他の機器は24年には完全に移行することになる。

メリットは?

 規格をUSB-Cに統一すれば、新しい電子機器を買ったとしても、手元にある充電器を使える可能性が高い。発表によると、これまで未使用のまま捨てられてきた充電器は、推定で年間1万1000トン。製品に同梱する必要がなくなると、余って捨てられる充電器が減り、廃棄量を削減できる。また付属しないぶん価格も安くなり、消費者の財布にも優しい。

今回の合意に至るまでの経緯

 欧州委員会は、2009年から10年以上にわたり充電器やポートの規格統一を模索してきた。2014年にも、EU圏内の電子機器のポートをmicroUSBに一本化する指令案が採択されている。iPhoneやiPadなどに独自規格のLightningを採用しているAppleも同意していたものの、完全な統一には至っていなかった。そんななか、昨年9月に、欧州委員会がUSB-Cで統一する法案を提出し、今回正式に導入されることになったというわけだ。

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