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アスキートレンド調査室 第1回

スマホの充電端子、欧州でUSB-Cに統一 メリットは? iPhoneは?

2022年06月27日 09時00分更新

文● 村田 響(アバンギャルド)

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USB-Cは急速充電を叶える

 現在、メーカー独自の端子やmicroUSBを採用している電子機器も一部あるが、上下を気にせず差し込める利便性などから多くのモバイル電子機器がUSB-Cに置き換わりつつある。また、今回の発表では、EU圏内の充電器はUSB PowerDelivery (以下、USB PD)に対応することも義務付けられた。そもそも、USB PDはType-Cの機能を拡張するために開発されたものなので、原則Type-C to Type-Cケーブルで使うことになり、両者は密接な関係にある。

 2016年に登場したUSB PD3.0は最大100Wの供給が可能で、21年に発表されたばかりのUSB PD 3.1は最大240Wだ。スマホだけでなく、パソコンやタブレットのように大きな電力を必要とする機器でも急速充電ができる。最新のUSB PD 3.1に対応する機器はまだ少ないが、これから増えていくだろう。

Lightningにも注目

 規格の一本化で大きな影響を受けるのはアップルだ。適用後も欧州で販売を継続するには、ポートをUSB-Cに変更しなければならない。EUからの撤退も含めた選択を迫られることになるだろう。

 もし、iPhoneやiPadにUSB-Cが採用されれば、日本のユーザーも喜ばしいと感じる人が多いはずだ。パソコンやワイヤレスイヤホンなどは、USB-Cで充電できる製品が増えているため、iPhoneも同じケーブルを使えれば、格段に利便性が上がるからだ。

 アップル専門のアナリストとして有名なミンチー・クオ氏は、2023年第2四半期に発売されるiPhoneのポートはUSB-Cになると予想している。

 Lightningを廃止するとライセンス料が入らなくなるなど、アップルとしては悩ましい面もある。USB-CがiPhoneにも波及するのか、あるいはポートを廃止して現状では制限のないワイヤレス充電のみにするかなど、アップルの判断を引き続き注視したい。

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