お祈りメールが内定キップに変わる 次代を創造するスタートアップ11社
「NTT DOCOMO VENTURES DAY 2022」ピッチレポート
サプライチェーン全体のCO2排出量を自動算出できる「ENRGY X GREEN」
boost technologies株式会社は、脱炭素化に取り組むクライメートテック分野のスタートアップ。累計2万拠点以上の導入実績がある。エネルギーマネジメントシステム「ENRGY X」と、CO2排出力可視化システム「ENRGY X GREEN」の2つの製品を提供。「ENRGY X GREEN」は、自社およびサプライチェーン全体のCO2排出力の算定、カーボンニュートラルの計画及び管理、カーボンオフセット、CDP、SBTi、TCFD、RE100、温対法等など各種レポートの自動作成が可能だ。サプライチェーン排出量は、Scope1、Scope2、Scope3ごとの排出量および、15のカテゴリーごとに算定する必要がある。ENRGY X GREENは、各種ERPや会計ソフト、EMSなどと連携し、CSVデータを取り込むだけで、各カテゴリーに振り分ける自動振り分け機能を搭載し、簡単にサプライチェーン排出量を算出できるのが特徴だ。
日本の住宅メーカーとタッグを組み、米国にスマートホーム市場を開拓
HOMMA Groupは、2016年に米シリコンバレーで創業したスマートフォームスタートアップ。不動産、建築デザイン、テクノロジー開発部門をもち、独自のスマートホーム技術を開発している。米国の住宅市場は90%が中古で新築が少なく、日本に比べて建築工法やデザインが発展していない。そこで、日本の住宅メーカーとの協業でスマートホームを開発することで米国の建売市場を開拓していくのが同社の狙いだ。本年、オレゴン州ポートランドにスマートホーム技術を組み込んだタウンハウス型コミュニティ住宅「HOMMA HAUS MOUT TABOR」を建築。スマートロック、自動照明、エアコンがあらかじめビルドインされ、ほとんど操作なしに自動的に制御される。今後は米国を中心に、外部のデベロッパーにライセンスを提供し、事業を拡大していく計画だ。