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お祈りメールが内定キップに変わる 次代を創造するスタートアップ11社

「NTT DOCOMO VENTURES DAY 2022」ピッチレポート

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あらゆるデバイスの通報データをリアルタイムで届ける緊急通報データプラットフォーム「RapidSOS」

 RapidSOS Incは、スマートフォンやIOTセンサーなど多様なデバイスから通報データをオペレーターなどにリアルタイム送信できる緊急通報データプラットフォームを開発している。業務効率や救命率の向上に貢献する。一般的な緊急対応システムは512バイトまでのデータしか送信できず、通報があっても現場の詳しい情報の把握に時間がかかってしまう。RapidSOSを活用すると、さまざまなデバイスから動画やセンシングデータなどをオペレーターにリアルタイムに転送し、現場の詳細状況をすばやく把握できる。現在、RapidSOSは北米の1万4000以上の救急・消防機関に採用されており、南米や欧州、アフリカでも事業を展開。今後は日本での事業展開を足掛かりに、アジア全体へとサービスを拡大していく予定だ。

RapidSOS Inc. CEO Michael Martin氏

3D映像編集を効率化するポストプロダクションプラットフォーム「HoloSuite」

 Arcturus Studios Holdings, Incは、ボリュメトリックビデオの映像編集、ポストプロダクションツール、視聴者の通信環境に合わせてビットレートを自動的に変更するアダプティブストリーミング技術「HoloSuite」を開発。メタバースが注目されているが、3次元動画のデータは1分間に最大15ギガバイトと大きく、既存のツールでは効率的に処理できず、編集には膨大な時間がかかっている。「HoloSuite」は、クラウドベースの並列処理で高速化し、数週間かかる作業を数分で完了するという。また高度なな圧縮技術で品質を損なわずにファイルサイズを最大98%削減できる。UnrealやUnityなどのゲームエンジンに対応するほか、ウェブ用のプラグインを提供しており、イベントのライブ配信やeコマースなどへの活用が広がりそうだ。

Arcturus Studios Holdings, Inc. CPO Ewan Johnson氏

パイロット不要で安定した飛行を実現する自律飛行ドローンを開発

 Skydioは、AI技術を活用した自律飛行ドローンを開発する米国最大のドローンメーカー。主力モデルは「Skydio 2+」と「Skydio X2」で、Skidio X2は赤外線カメラを搭載し、点検や夜間飛行に活用できる。国内のドローン市場は伸びているが、マニュアル飛行ではオペレーターの人件費、操縦の難しさといった課題があり、自律飛行への期待は高い。同社は2021年に、完全自律飛行のドローン「Skydio 3D Scan」を発表。自律飛行で撮影した映像からPhotogrammetryソフトで3Dモデルを生成できる。老朽化する道路橋梁など、社会インフラの点検への活用へ向けて、自律飛行ドローンの導入を進めていく計画だ。

Skydio, Inc. GM int’l and CEO of Slkydioo JAPAC Tom Moss氏

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