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空間精度研究所 5軸マシニングセンタ向けの空間精度測定・補正サービスをリリース

PR TIMES

株式会社空間精度研究所
直交軸起因の誤差に加え、旋回軸起因の誤差を考慮した空間精度補正を実現しました

工作機械の誤差測定・補正サービスを提供する空間精度研究所(本社:京都市、代表取締役:下池昌広)は、このたび空間精度測定・補正サービスの改良版をリリースしました。新たに回転軸起因の誤差を考慮することで、5軸加工機でも10μmレベルの加工精度を期待できるようになりました。


旋回軸起因の誤差例

新たに補正可能となった5軸空間精度補正

直行軸起因の誤差の測定・補正サービスに、5軸マシニングセンタ向けに旋回軸起因の誤差を考慮出来るようになりました。これまで、旋回軸の沈み込みや角度誤差といった旋回軸起因の誤差は、直交軸のみの補正では十分に解消できないケースがありました。今回の改良によって、旋回軸起因の誤差が出やすい5軸加工機においても10μm程度の空間精度を実現することが可能となりました。また、テーブルサイズ300mm角程度の比較的小型の機械でも空間精度補正の効果を実感しやすくなりました。


旋回軸起因の誤差が影響するワーク例


例:”ゆりかご型”の旋回に伴う誤差

空間精度補正が実現すること

空間精度研究所は、工作機械の加工精度の測定・補正サービスを提供しています。独自技術により、機械の加工精度を空間全域で可視化し、補正パラメータの生成を自動化することが可能です。熟練オペレータのカンコツ作業に頼りがちな段取り作業の属人化を解消するとともに、機械精度起因の加工誤差によって生じる手戻り加工の発生を防ぎます。補正サービスをご利用いただくことで、CAMから出力した加工プログラムをそのまま微調整なく利用できるようになります。機械間のプログラム転用が簡単になるほか、多数個取り時に寸法安定性が向上するなど、生産ライン全体の効率化をサポートします。

空間精度とは?


誤差の相互作用
真直度などの誤差評価指標は、ある座標である誤差要素を取り出して機械の精度を評価した値にすぎません。工作機械が正しく製造されているかどうかの評価には向きますが、誤差要素どうしの相互作用を考慮しないため、実際の工具軌跡とは必ずしも一致しないという問題があります(右図)。実際の機械加工で重要になるのは、相互作用も含んだ工具軌跡の誤差であり、各加工点の指令位置からの3次元的なずれ量を直接評価する必要があります。これを数学モデルによって実現するのが、空間精度という考え方です。


当社のコア技術

当社のコア技術


会社概要
会社名:株式会社空間精度研究所
所在地:京都市中京区間之町通御池下る綿屋町520-1 京ビル2号館3階
代表者:下池 昌広
設立:2019年6月
URL:https://volumetric.jp/ja/
事業内容:工作機械の精度測定・補正サービス / ソフトウェアの受託開発

お問い合わせ先
TEL:075-286-9059 (自動応答)
e-mail:sales@volumetric.jp