Google Japanは5月24日、Google ストリートビューが誕生して今月で15年を迎えることを発表した。ブログでは、これまでのGoogle ストリートビューの歩みなどが紹介されている。
ストリートビューは、世界の360度の地図を作りたいという、Google創業者のひとり、ラリー ペイジの発想から開始。2007年にサンフランシスコ、ニューヨーク、ラスベガス、マイアミ、デンバーの街並みから開始したストリートビューは、現在では世界で100を超える国や地域をカバーしている。
過去15年間で、ストリートビューカーは1600万キロ以上(地球を400回以上周回する距離)を走行して、1700億枚以上の画像を撮影。また2012年には、ストリートビューカーが走行できない場所の画像を撮影するために、背負って歩くことができるトレッカーが登場している。
今回、ストリートビューの15年を記念し、これまでデスクトップでのみ利用可能だったタイムマシン機能が、AndroidとiOSにも追加された。
スマホで場所のストリートビュー画像を表示すると、画面を下から上にスワイプするだけで、2007年以降に公開された過去のストリートビュー画像を表示できるという。
またGoogle Japan Blogブログでは過去1年間で多くのユーザーがストリートビューで新しい場所や行きたい旅行先を探索しており、そのランキングも紹介している。
ストリートビューの今後としては、I/Oイベントで先日発表したImmersive View機能のリリースを目標としている。本機能では、コンピュータービジョンとAIの進歩により、数十億枚もの画像を融合して没入感のある画像を作成することができるとし、東京を含む世界のいくつかの都市に向けて年末までに公開する予定だという。