このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第349回
山根博士のグロスマレビュー
5G対応でナイトビジョンカメラ搭載で見えない写真が撮れるBlackView「BL8800」
2022年05月23日 12時00分更新
カメラこそがBlackView 8800の真骨頂
そしてカメラ性能こそがBlackView 8800の最大の特徴だろう。5000万画素と800万画素で一般的な性能であり、風景写真も美しく撮影できる。またボケ撮影に関してはかなり近寄った状態で背景をぼかすようになっており、被写体までの距離は2~3メートル程度が最適だ。
ナイトビジョンカメラは写真とビデオのモードから簡単に利用できる。カメラ画面のモードが並ぶすぐ左上に「目」の形をしたアイコンがあるが、これをタップするだけでナイトビジョンに切り替わるのだ。なお赤外線撮影のためナイトビジョンはモノクロとなる。2000万画素あるせいか結構しっかりと目に見えない状況も撮影してくれる。
普通の撮影とナイトビジョン撮影の作例がこちらだ。アウトドアで野生動物などを撮影する用途に適しているが、地面が暗く歩きにくい時も、ナイトビジョンカメラを通して地面を見ながら歩けば障害物をさけることもできるだろう。また、BlackViewは日常生活での使用も勧めており、たとえば室内にこっそりとカメラが設置されている時も、ナイトビジョンカメラを使えば発見できるという。
実際にナイトビジョンカメラを使ってみた。まずは夜の公園でカメラで撮影。かなり暗いことがわかる。ナイトビジョンに切り替えると葉っぱの様子などしっかり写っていることがわかるだろう。以下の写真はリサイズしてある(1500×1125ドット)。
若干離れた距離でも、ナイトビジョンカメラならある程度写してくれる。夜間に記録を残したいときに標準カメラではほとんど写らない場合は、ナイトビジョンに切り替えて撮影してみるのも良さそうだ。ほかのスマートフォンでは撮影できない写真をBL8800なら撮ることができるのである。
さて以下はメインのカメラを使った作例だ。クリックで実サイズが表示される。5000万画素カメラは標準では1200万画素相当で撮影される。5000万画素へはその他のモード「もっと見る」から切り替える。
【まとめ】唯一無二のカメラ機能が楽しい
BL8800を使って感じたのはやはりナイトモード撮影の楽しさだ。外出せずとも室内を撮るなど、使い道はいろいろあると感じられた。また大容量バッテリーを使って他のスマートフォンを1台充電しても、BL8800には半分程度容量が残るため安心して使うことができる。ニッチな製品かもしれないが、休みのたびにアウトドアに出かける人や、スポーツを楽しむ人などにも向いていそうだ。5Gに対応しており高速で動画視聴も楽しめるなど、スマートフォンとしての基本性能も悪くないだろう。
この連載の記事
-
第476回
スマホ
ライカカメラらしい撮影がさらに磨かれた! 「LEITZ PHONE」が3になって再び登場 -
第475回
スマホ
ハッセルブラッドカメラを強化、フラグシップにふさわしい性能のカメラフォン「OnePlus 12」 -
第474回
スマホ
ロレックス風カメラデザインを取り入れたスマホ「realme 12 Pro+ 5G」は高級感あふれる仕上がり -
第473回
スマホ
スリムになったOPPOの主力スマホ「Reno11 Pro 5G」海外版を前モデルと比較レビュー -
第472回
スマホ
OPPOの最新フラグシップ「Find X7 Ultra」はデュアルペリスコの最強カメラスマホ -
第471回
スマホ
4万円以下折りたたみスマホ「Libero Flip」は折りたたみ入門機に最適だが対応バンドの問題も -
第470回
スマホ
背面ライトは健在! 手軽価格の「Nothing Phone (2a)」クイックレビュー -
第469回
スマホ
日本初上陸のnubiaの縦折りスマホ「nubia Flip 5G」レビュー! 安くて手軽に使える折りたたみ -
第468回
スマホ
ハイエンドAndroidタブ「OPPO Pad 2」はフル装備で使うと利便性が格段に向上する -
第467回
スマホ
「Galaxy S23 FE」は高性能を8万円台で実現したお財布にも優しいスマホ -
第466回
スマホ
Galaxy S24 UltraはGalaxy S23 Ultraからどう変わった?カメラや生成AI機能を比較した - この連載の一覧へ