このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第347回

山根博士のグロスマレビュー

海外で急成長中のrealmeのコスパモデル「narzo50」の実力を徹底検証

2022年05月10日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

realmeの超コスパモデル「narzo 50」

 realmeのスマートフォンが今、世界各国で着々とシェアを高めている。海外ではゲーミングモデルや深澤直人氏とコラボしたデザインモデルなど多数のスマートフォンを展開しており、インドや東南アジアなど新興国だけではなく、ヨーロッパでも注目を集め始めている。日本では今から約1年前、2021年4月にモバイルバッテリーやIoT機器で参入を始め、スマートフォンの投入はまだない。しかし、近いうちにスマートフォンを販売する可能性は大いにあるだろう。

 realmeのスマートフォンは「GT」「Neo」「Q」「V」「X」など様々なシリーズ展開をしている。元々、OPPOの低価格ブランドとして生まれた後に独立したことから、当初は低価格モデルを多数投入していた。しかし、今ではSnapdragon 8 Gen 1を搭載するハイエンドモデルも発売するなど、そのラインナップはハイエンドからエントリーまで多岐にわたる。

 一方で、インドやアジアでは「narzo(ナルゾー)」シリーズの製品も展開されている。narzoは2020年3月に登場した新シリーズで、名前の意味は「n : Next-Level Camera」「a : A Class Processor」「r : Remarkable Battery」「z : Zenith of Design」「o : Outstanding Display」。つまり「次世代カメラ、高性能プロセッサー、パワフルなバッテリー、すぐれたデザイン、けた外れのディスプレー」を搭載したコスパモデルなのである。ライバルはシャオミのredmi Noteシリーズあたりだ。

narzoシリーズの最新モデル「narzo 50」

 今回は2022年2月に発売された最上位モデル「narzo 50」をレビューし、realmeのコスパモデルの実力を確認してみることにしよう。

 narzo 50はチップセットにMediaTekのHelio G96を搭載、これは4G対応プロセッサーとしてメディアテック最上位のものとなる。ディスプレーは6.6型(2412×1080ドット)、メモリーは4GBまたは6GB、ストレージは64GBまたは128GB。メモリー構成は4Gスマートフォンなのであまり大容量ではない。カメラは5000万画素を含むトリプル仕上げ。バッテリーは5000mAhで33Wの急速充電に対応する。

4Gのミドルレンジモデル。カメラは3眼だ

 本体は樹脂製で背面はカーボン調のデザインで高級感もある。表面はつやあり仕上げだが指紋の跡が残りにくく、質感は悪くない。右側面の電源ボタンは指紋認証センサーを兼ねるが、若干窪みを持たせて推しやすくするといった工夫もみられる。

本体仕上げは悪くない。電源ボタン周りのデザインもいい感じだ

 左側面はSIMスロットとボリュームボタン、下部に3.5mmヘッドフォンコネクタとUSB Type-C端子というオーソドックスな仕上げ。このあたりの形状は特筆すべきものはないといったところ。

3.5mmヘッドフォンとType-C端子のある底面

 なお、価格はインドで1万2999ルピー(約2万2000円)。インドでは1万ルピー台のスマートフォンがミドルレンジというイメージであり、シャオミも同価格帯で「Redmi 10」などを出しており、売れ筋モデルは他社からも様々な製品が出ている。narzo 50はこの価格でトリプルカメラやフルHD+解像度にパンチホールディスプレーなどを搭載しており、性能比で一歩抜きんでた製品になっているようだ。

インドの最も競争の激しい価格帯に投入された

 OSはAndroid 11がベースで、その上に独自のrealme UI 2.0を走らせている。標準ではアプリドロワーモードになっているが、標準モードに切り替えるとインストールしたアプリは順次ホーム画面に追加される。このあたりも含め、同じグループ企業のOPPOのColorOSに若干似た挙動を示すようだ。プリインストールの独自アプリは天気、コンパス、音楽などに加え、IoT機器を操作できるrealme LINKや、SNS向きの動画編集ができるsoloopなどいくつかある。

Android OS 11上にrealme UI 2.0を乗せている

 設定画面で目立つ機能はディスプレーのリフレッシュレートの変更。標準では60Hzだが、120Hz可変を選ぶとコンテンツに応じて30/48/50/60/90/120Hzに自動的に切り替えてくれる。タッチサンプリングレートは180Hzと高めで、ゲーミングも意識している。ストレージを仮想メモリーとして最大3GBまで使用できるRAM拡張も同様にゲーミング用途の設計だろう。

 新しい追加機能は「realmeラボ」としてファームアップデート時に順次追加される。

設定の中で目立った機能

 realme UIの最大の特徴と言えるのがアイコンやテーマ(カラー)のカスタマイズだ。テーマ、壁紙の変更だけではなく、アイコンの形状、アプリの配置レイアウト、カラー、フォントサイズ、通知ドロワーのアイコン形状など細かいカスタマイズができる。

 たとえばアプリアイコンのデザインは7種類から選べ、サイズやアプリ名は6種類のサイズから設定できる。自分好みに細かく外観をいじれるのがrealmeスマートフォンの魅力と言える。

realme UIは外観を大きくカスタマイズできる

 ベンチマークはGeekbench 5でシングルコア533、マルチコア1853。4Gのミドルレンジモデルとして相応といったところだろうか。5Gスマートフォンならば同じMediaTekのDimensity 700同等レベルだ。

Geekbench 5のスコア(右)

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン