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設定次第で最新ゲームも高フレームレートでのFPSプレイも!

最新Ryzen 5 5600でより高コスパに! 13万円台でRTX 3050、フルHDゲームプレイが快適なゲーミングPC

文●勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: インバースネット株式会社

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フォートナイトやApex Legendsを高fpsでプレイできる実力を確認!

 ここからは、ゲームベンチマークや実際のゲームプレイからフレームレートを計測し、FRGXB550/WS2/NTKのゲームパフォーマンスを検証していこう。

 最初は定番ゲームベンチマークの1つ「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果から。画質設定はプリセットより「最高品質」を選択し、解像度は2560×1440ドット(WQHD)、1920×1080ドット(フルHD)の2パターンで実行した。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」のフレームレート結果

 スコアはWQHDが10460(快適)、フルHDが16034(非常に快適)を記録した。フレームレートに目を向けると、WQHDでも平均70fpsを超えているので、FFXIVでオススメとされるウルトラワイドディスプレーでのプレイも視野に入れられるだろう。フルHDであれば最小フレームレートも60fpsを確保できているので、リフレッシュレート60Hzの通常ディスプレーで常にスムーズなゲームプレイを期待できる。

 次に、人気バトルロワイヤル型TPSゲーム「フォートナイト」のゲームプレイ中のフレームレート計測を行なった。グラフィックスの設定は、解像度を1920×1080ドット固定とし、描画APIは「DirectX 12 API」を選択。DLSSを「バランス」で有効にした状態をベースとしている。この状態から、クオリティプリセットより「最高」を選択した「最高設定」と、クオリティプリセット「低」をベースに描画距離のみ「最高」に変更した、いわゆる「競技設定」の、2パターンの画質設定においてフレームレート計測を行なうこととした。

 フレームレート計測には「CapFrameX」というアプリを使用。リプレイ保存した試合を再生した際のフレームレートを測っている。またCapFrameXによるフレームレート計測ではデータ全体を100分割して最小値から1%の数値を「min(1%)」とし、最小フレームレートの代わりに記載している。

フォートナイトのフレームレート計測結果

 まず最高設定のほうに目を向けると、min(1%)が60fps以上を確保できており、リフレッシュレート60Hzの通常ディスプレーの場合は、画質を優先してもフレーム落ちず快適に遊べることを確認できた。そして競技設定では平均フレームレートが250fpsを超えており、リフレッシュレート240Hzの高性能ゲーミングディスプレーとの組み合わせも考えられる高いパフォーマンスを発揮している。フォートナイトにおけるこのパフォーマンスの高さはDLSSによる恩恵が大きく、GeForce RTXシリーズの面目躍如という結果になった。

 続いて同じく人気のバトルロワイヤル型FPSゲーム「Apex Legends」でのパフォーマンスを確認しよう。グラフィックス設定は、解像度1920×1080ドット、アンチエイリアスは「TSAA」の状態をベースとし、そのほかすべてのオプションを最高にした「最高設定」と、テクスチャストリーミング「高(4GB)」、テクスチャフィルタ「異方性x4」、モデルディテール「高」にして、残りのオプションはすべて「低」または「無効」にした「競技設定」の2パターンを用意した。

Apex Legendsのフレームレート計測結果

 フレームレートの計測にはCapFrameXを用い、射撃訓練場で特定のルートを移動したのちに「バンガロール」の「スモークランチャー」を射出して煙がなくなるまで待機するという一連の動きに対してのフレームレート計測を行なった。

 最高設定における平均フレームレートは120fpsで、min(1%)も80fpsを確保していることから、リフレッシュレート60Hzの通常ディスプレーで遊ぶ際は画質を最高設定まで上げても常にスムーズなプレイを期待できる。一方で競技設定を用いれば平均180fps、min(1%)も120fpsに達するので、リフレッシュレート144Hzのゲーミングディスプレーと相性がいいといえるだろう。

 最後に、オープンフィールド型アクションRPGとして発売以来人気の続く「ELDEN RING」でのパフォーマンスもチェックした。ゲーム内のグラフィックス設定は、解像度1920×1080ドット、スクリーンモードは「フルスクリーン」を選択し、自動描画調整は「オフ」の状態をベースとした。

ELDEN RINGのフレームレート計測結果

 品質設定を「最高」「高」「中」の3パターンに切り替えて、リムグレイブのフィールド上を「霊馬」にまたがり一定のルートを駆け抜けていく際のフレームレートをCapFrameXで計測している。なお、ELDEN RINGはゲーム内のフレームレート上限が60fpsとなっているので、平均フレームレートが60fpsに近いほどフレーム落ちがなく快適にプレイできていることを示している。

 品質設定最高では全体的に50fps台中盤あたりで進行し、FRGXB550/WS2/NTKの処理能力ではわずかに力不足だと感じた。しかし、品質設定を高にすると、一部の重たいエリアを除き概ね60fps維持できるようになり、スムーズなゲームプレイが可能に。さらにn品質設定を中にまで落とせば全体的に60fps維持しやすくなるものの、画質が一気に下がった印象を受ける。結論として、FRGXB550/WS2/NTKでELDEN RINGをプレイする際は、概ね高画質でスムーズなプレイが可能となる高設定がオススメだ。

価格を抑えつつも幅広いゲームを楽しめるパソコンを探している人にオススメ

 以上の検証から、FRGXB550/WS2/NTKはテレワーク作業も十分快適にでき、ゲーミング面ではゲーミングディスプレーと組み合わせて人気FPS/TPSゲームを高フレームレートで楽しむこともできるデスクトップパソコンということが確認できた。また、ELDEN RINGのような比較的重めのゲームも高設定で快適にプレイできたことから、1920×1080ドットであれば幅広いゲームで高画質ゲームプレイに対応できることが期待される。

 FRGXB550/WS2/NTKに搭載されるRyzen 5 5600は廉価版として投入されたCPUではあるが、ゲーミングPC向けCPUとして高評価を得ていたRyzen 5 5600Xと実質的な性能はほぼ変わらず、現状ゲーミング面においてCPU性能が足を引っ張ることもあまりないと考えられる。そしてGPUのRTX 3050は、上位モデルと比較するとさすがに物足りない面はあるものの、DLSSといったGeForce RTXシリーズ特有機能のメリットはやはり大きいと感じられた。

 このあたりのパーツ選択が、軽量FPSゲームをターゲットとして割り切った超低価格ゲーミングパソコンとは異なる点で、価格を抑えつつも幅広いゲームを一定水準以上の体験で楽しみたいといった人向けに、FRGXB550/WS2/NTKは絶妙なラインを突いているデスクトップパソコンといえるのではないだろうか。

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