第70回
5v5のチーム対戦や新ヒーロー、新マップなどをいち早く体験
6v6から5v5になり立ち回りが変わった!新要素満載の『オーバーウォッチ2』第1回PvPベータプレイレポ
2019年、Blizzard Entertainmentのイベント「BlizzCon 2019」にて、『オーバーウォッチ』の続編にあたる『オーバーウォッチ2』が発表された。オーバーウォッチは、驚異的な力とアビリティーを持つさまざまなヒーローの中から1人を選び、6人編成で勝利を目指すアクション・シューター。オーバーウォッチ2は、新たなゲームモードや仕様変更など、前作から大幅なリニューアルが施されたシリーズ最新作だ。現時点での発売日は未定となっている。
2022年4月27日午前3時(日本時間)より、オーバーウォッチ2の第1回PvPベータがスタートした(5月17日に終了)。今回、筆者は第1回PvPベータの抽選に当たったので、第1回PvPベータのプレイレポートをお届けする。
6人チームから5人チーム制に変更
前作以上に連携力が問われるゲーム性に
今回のベータでは、新ヒーローの「ソジョーン」をはじめ、新対戦モード「プッシュ」を試遊した。また、オーバーウォッチ2の特徴である"5v5(5人チーム)"のチーム構成や4つの新マップも確認でき、期待度は高まる一方だった。
個人的に興味深く感じた要素は、5v5のチーム構成(5人チーム)だ。前作は6人チーム制(6v6)で、前線を詰める「タンク」は2名、攻撃や防衛に重きを置く「ダメージ」は2名、仲間を回復・強化する「サポート」は2名といった構成となる。チーム内でA班(タンク、ダメージ、サポート)、B班(タンク、ダメージ、サポート)に分かれて行動しやすいし、総動員で立ち回るのも強かった。チームバランスが絶妙なので、幅広い戦略を構築できるのだ。
一方、オーバーウォッチ2は5人チームに縮小された。タンクは1人、ダメージは2人、サポートは2人といった構成となり、前作よりも規模が小さくなった印象だ。タンクが1人減少したことでチーム全体の強度がもろくなったように思えたが、実際にプレイしているとむしろ頑丈になっているように感じた。
小規模になったことで行動範囲が狭くなった反面、連携を意識したゲームプレイが可能になった。1人1人に課せられる責任が前作以上に増したため、オーバーウォッチ2では慎重な立ち回りが求められそうだ。
人見知りのプレイヤーも一安心な「ピン・システム」が便利!
オーバーウォッチのような多人数マルチプレイを遊ぶ際、ボイスチャットで仲間とやりとりするのがベストだと思われる。だが、筆者はボイスチャットをせず、「ピン・システム」を多用していた。"人見知り"という面倒なパッシブを備えているため、ボイスチャットを使うとどうしても緊張してしまい、プレイに集中できなくなるからだ。
ピン・システムはオーバーウォッチ2に実装される新機能で、ボイスチャットがなくても仲間に情報を共有できるというものだ。昨今のシュータージャンルにも導入されている便利機能である。
例えば、敵を見つけたら「敵がいる」のピンを指し、援護がほしかったら「援護してくれ」のピンを指すといったイメージだ。ボイスチャットで伝わり切れなかった情報を補足する際にも役立つ。
ボイスチャットができなくても必要な情報を共有できるのは実にありがたい。筆者のような人見知りにとって、ピン・システムは便利を通り越して"神"そのものだった。
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