最後が「ハード尽くし」になるのも伏線があった
毎年、Google I/Oの基調講演は長い。そして、技術的にコアなところも触れてくるから、深夜に聞いているのはなかなか大変なイベントでもある。
ただ今回については、「最後の30分で目が覚めた」という人も多いような気がする。ハードウエアに関する発表が多数あったからだ。「年次開発者会議」という場にふさわしいかはともかく、自社ハード製品に力を入れているグーグルの今にふさわしい流れだったように思う。
考えてみると、基調講演の間に「どんな製品が出るか」の伏線はバリバリに張られていたのだ。「Pixel 6a」が出るのは時期的にも予想がついたし、「Android 13」とPixelの解説があるなら、Pixelは増えても不思議はない。
この数年、グーグルはAndroidタブレットには冷淡だったのだが、昨年の「Android 12L」から態度を一変させており、「Android 13」でタブレット用の機能が増えるなら、Pixelブランドのタブレットが復活するのも必然だ。
Wear OSベースのスマートウォッチの機能アップとアピールが拡大するなら、こちらもやはり、Pixelブランドのスマートウォッチはあって当然である。