購入しやすい価格と先人たちの英知により購入を決定
今回、DM200を発表から5年半遅れの「稀に見る超遅延衝動買い」をした理由をいろいろ考えてみた……。まず第一番目は、発表時の価格の半額近い2万円台半ばで買えるようになったことだ。
そして続く2番目は、Wi-Fiを搭載した割にはそれほど使い勝手が良いとは思えないネットワーク系のバンドルアプリだが、ポメラ愛好者のネット上の様々な貢献やコメント、ツールの紹介で使ってみたいと考えるようになったことが極めて大きい。
Wi-Fi機能を内蔵していても現在販売されている素のままのポメラは、海外で注目されているFreewrite Travelerに比べるとクラウドサービスに対する親和性や拡張性はほぼ0点だ。従来から踏襲されているテキストファイルをQRコード化した画面をスマホで読み取り、スマホ側で再度テキストに戻すアイデアはおもしろいが、それほど使い勝手は良くない
Wi-Fiを標準搭載した今回のDM200はネットワーク活用アプリである「ポメラSync」と「アップロード」の2種類を内蔵している。ポメラSyncを使うことによって、iPhoneやMacのメモアプリとポメラDM200のテキストファイル共有をGmailのNotesの中に作ったpomera_syncのフォルダを介してできる。
またアップロードを使用することで、自分宛のGmailとしてファイル名を「件名」、コンテンツとして「本文」を送ることができる。単なるメールとして届くだけだ。届かないよりマシだ。しかし実際のテキストファイルの共有には程遠い。なぜこの様なおかしな仕様になったのかは素人の筆者には不明だが極めて残念だ。
しかし、多少不便なハードとアプリは100%問題かと言えば、過去のいくつかの例を思い出しても分かるように、意外とユーザーが工夫を凝らして意外な成長過程を辿ることがあるのでこの世界はおもしろい。それを見越して作ったのなら極めて秀逸な製品企画だ。
素のままでは筆者の様なクラウドサービス重視のWindowsパソコンユーザーは蚊帳の外だったポメラDM200だが、幸いなことにポメラ愛好の先人たちが様々な活用の道標を、筆者をはじめとする迷える子羊のために示してくれている。
人柱を自ら買って前を歩いてくれた先人は、ポメラSyncとアップロードだけではまだまだかゆいところに手の届かなかったポメラDM200を使える道具に変身させてくれた「道標」はWindows用ポメラSyncツール「Pomera Drop」とIFTTTに似た「Zapier & Zapier Email」の2つの素晴らしいツールとアプリだった。
■参考にしたポメラDM200活用の先人のWEBサイト
ポメラDM200→UPLOAD→Gmail→Zapier Email→Zapier→Dropbox→Windows PC
https://becchy.info/digital-appliance/pomera/dm200-dropbox.html
Windows PC→Pomera Drop(pomi)→Gmail→ポメラSync→ポメラDM200
https://becchy.info/digital-appliance/pomera/pomera-sync-windows.html

この連載の記事
-
第854回
トピックス
それでも現金を持たざるを得ない現況で、ジッパー付きセキュリティポーチ靴下を衝動買い -
第853回
トピックス
3COINSのクリアワイヤレスキーボードが1000円に値下がりしたのでまた衝動買い -
第852回
トピックス
価格は優秀、剃りは凡庸 USB充電可なシャオミ製電動シェーバーを衝動買い -
第851回
トピックス
出張も旅行もこれ一台! 「クリップ型USB Type-C充電器+タップ」を衝動買い -
第850回
トピックス
年初にAndroid搭載のカラーE Ink端末「Bigme B751c」を衝動買いして9ヵ月使ってみた -
第849回
トピックス
理論派が作った“変態ピック”を半世紀ベーシストが衝動買い -
第848回
トピックス
“ケーブル紛失ゼロ”の未来系SSDケースを衝動買い -
第847回
トピックス
北欧製の密閉縦型製氷皿“アイスブレーカー”を衝動買い -
第846回
トピックス
今も愛用のThink手帳に迫るブギーボード「BB-21」を衝動買い -
第845回
トピックス
レガシーなタフスマホ「TORQUE G04」を5980円で衝動買い -
第844回
トピックス
EVERINGを衝動買い更新! NEON BUZZで“指先決済”を3年延長 - この連載の一覧へ












