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T教授の「戦略的衝動買い」 第680回

お買い得感と他社製アプリで活用できそうな「ポメラDM200」を今更ながら衝動買い

2022年04月21日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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発売当初の約半値で衝動買いしたポメラDM200だが、先人の資産を活用することで素人T教授でも扱えるクラウドデバイスになった

 筆者は現在、ポメラDM100の「あまりこだわりのない」ユーザーだ。1回目のDM100は今から約10年前に衝動買い、その後、断捨離。そして2回目のポメラDM100は、東芝製のWireless SDカードの「FlashAir」が使えるようになった7年前の2015年に衝動買いした。

 ポメラは初代機の発売当時からQRコードやSDカードを利用してポメラ上で入力したテキストをローカル環境でパソコンやスマホと共有可能だったが、FlashAir SDカードの発売でやっとクラウド時代のテキスト入力デバイスの仲間入りを果たした感じだった。

先代のポメラ100は乾電池駆動と怪しげなハンドストラップフックがお気に入りだった

FlashAirが登場して、筆者はモバイルルータやスマホテザリングを使いモバイル環境で書いた原稿の下書きをいつもEvernoteに送っていた

 DM100の後継機種の位置づけとしてようやくWi-Fi機能を標準搭載したDM200が発表発売されたのは、今から6年前の2016年秋。なんと当時の価格は4万9800円プラス消費税であり、先代のDM100よりはるかに高く、重く、当時のバーゲン価格のWindowsノートパソコンより高額だった。

 ネットワーク機能のないテキスト入力機には本来興味のない筆者は、その間、クラウドサービスとの連携が基本の海外版のテキスト入力機であり、クラウドファンディング製品であった「Freewrite Traveler」(344ドル)を手に入れて遊んでいた。

ポメラDM100やDM200と比較すると一回り大きいEインク採用のFreewrite Travelerだがキー入力の快適さとバッテリー駆動時間はそれをカバーしてまだあまりある商品だ

日本語環境を除けば最高のキーボードと秀逸なクラウドサービスが標準付属のFreewrite Travelerはクラウドデバイス時代のトップランナーだ

 Freewrite Travelerはハードウェアの完成度は圧倒的だが、残念なことに日本語の取り扱いは超手抜きだった。「Freewrite Traveler+ATOK」であれば最強だと思ったが、世界が市場と考えれば日本語はサポートに見合うビジネス展開は到底無理だと判断したのは間違ってはいないだろう。

 そんな重くて高いポメラDM200だったが、ここにきて次期製品の発売が近いのか、単なる在庫整理なのかほとんどの販売チャネルで2万円台半ばほどの、本来あるべき妥当な価格で販売されているケースを目にするようになったので、衝動買いしてしまった。

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