メルマガはこちらから

PAGE
TOP

愛知発スタートアップの最先端技術で製造業の未来を産み出す

2021年11月25日開催「NEDOピッチ in Central Japan ~スタートアップ×地域製造業のイノベーションで創る未来~」レポート

特集
JOIC:オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会

1 2 3 4 5

製造業関連ビジネスに取り組むスタートアップ6社によるピッチ

 今回のNEDOピッチでは、製造業の改善や改革に貢献するビジネスに取り組む6社のスタートアップが登壇し、その技術や事業概要をプレゼンした。順に紹介する。

エイターリンク株式会社

 エイターリンク株式会社は、体内埋め込み方デバイスへのワイヤレス給電技術をFA(Factory Automation)やIoTセンサへ適用し、様々な機器の完全ワイヤレス化を行う事業を展開している。同社のワイヤレス給電記述は、17m以上の長距離給電に対応しており、双方向通信や受信機の位置が動いていても利用可能となっている。

 FAでは、ロボットの先端についているセンサーに無線給電を行うことにより、有線で生じていた断線などのトラブルを防止し、効率的な工場稼働を可能にする。コンタクトレンズを通じてARを実現するスマートコンタクトレンズなど、ITによるヒトの感覚器官の強化を通じて、将来のBMI(Brain Machine Interface)の実現を目指している。

コネクテックジャパン株式会社

 世の中のありとあらゆるデバイスにIoT化される時代になると従来技術では実装不可能な素材に半導体を実装する必要が出てくる。コネクテックジャパン株式会社は、低温・低過重ダメージフリーチップ実装技術MONSTER PACを開発し、真のIoT社会を実現する。

株式会社エイシング

 株式会社エイシングは軽量・省電力な機械制御向けAIアルゴリズムMSTの研究・開発およびライセンシングを行っている。MSTを適用することにより、バッテリー用フィルム製造現場で発生していた不良品を低減し、1工場当たり5~6000万円のコスト削減を実現した。

 MSTの最大の特徴は更新性で、デバイス上で常に学習しモデルを更新し続ける。そのため突然正解モデルが変化しても、自動的にそれに追従していくことができる。

1 2 3 4 5

合わせて読みたい編集者オススメ記事

バックナンバー