仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop」を使ったMac OS上のWindowsと「やよいの青色申告」を使った毎年の青色確定申告が終わり、ひと段落している筆者の目に入ってきたAppleの新型デスクトップ「Mac Studio」発表のニュース。
CPUパフォーマンスだけでなく、10G LANの標準装備や64GBメモリーへのCTO(カスタマイズ)など、非常に魅力的とあって、心惹かれたデスクトップMacユーザーは多いだろう。筆者もかなり購入に動いたのだが、ふと気がついたのが、事務やMac非対応ソフトウェアを使っていたWindows環境だ。
一応、Parallels DesktopはAppleシリコンに対応し、ARM版Windows 11を導入できるが、個人で入手できるのはInsider Preview版のARM Windows 11になり、検証目的ではなく、仕事で運用するのは不安だ。
と言うわけで、Mac Studioや、M2が搭載されるだろう新型Mac Proなど、AppleシリコンMacに備えて、コンパクトなWindows PCを組むことにした。
まずは、Mini-ITX PCケースのチョイスにも影響するCPU選び。iGPUの性能が魅力のAMD Ryzen APUも気になるが、ここでは日常、ビジネスワーク、軽い写真の編集、管理といった用途がターゲットなので、第12世代インテルCoreプロセッサーのCore i3-12100を選択。前世代から大幅に性能が向上し、価格も1万6800円前後と手ごろな価格になっているからだ。
そしてPCケースには、なるべくコンパクトで、電源ユニットを内蔵するIn Winのロングセラー「Chopin」シリーズの電源強化モデル「Chopin Pro」を組み合わせた。