コラボレーションソフトウェア「Notion」、Notion APIを正式リリース
米Notion Labs, Inc.は3月2日、バーチャルカンファレンス「Block by Block」にてコラボレーションソフトウェア「Notion」の新機能や新プログラムなどの最新情報を発表した。
新機能に加えて、APIが正式リリースされている。今春からサイドバーに新たなセクション「チーム」が追加予定。部門やチームごとのワークスペースを「チーム」セク ションに集約させることで、社内のすべての情報を1セクションで管理でき、ユーザー個人がセクションの表示/非表示の管理、管理者が細かく権限をコントロールできるなどの改良を加えた。
また、今後数週間以内にデータベースを大幅にアップグレードを行なう予定。動作の改善により、ビューの作成、ナビゲート、カスタマイズ、管理がしやすくなるという。チームメンバーのビューに影響を与えないクイックフィルタやタブ機能などのフィルタ機能を拡充させたり、頻繁に使うデータベースやビューの呼び出しが簡単になるなど、チーム内でのデータベース共有時の利便性が向上するという。
2022年の後半には新機能「同期データベース」を公開する予定。他のツールのデータを取り込むことで、ソースと同期したデータベースをNotion内で構築できる機能。まずはJira、GitHub、Google Calendarへの対応を予定しており、順次ほかのツールにも対応する予定。
これまでベータ版を公開していたNotion APIが3月2日に正式リリース。正式リリースに際してすべてのブロックタイプをサポートした他ほか、OAuthなど認証プロトコルを実装したアプリケーションのインストールや認証が容易になるなどの改善を行なっている。また、コミュニティーメンバーがAPIにより構築したインテグレーションを探しやすくするため、新たに「インテグレーションギャラリー」をローンチした。
このほか、3月2日にNotion認定プログラムが開始された。Notionのコンサルタント、チーム管理者としてのスキルを正式に証明する認定資格で、誰でも受験可能。コンサルタントのサポートを必要とする企業が、実績や国、言語などのソートにより最適な認定コンサルタントを検索できるようディレクトリも構築している。