Solidigm。この読み方、分かります?
ジサトライッペイ:まあいいや。じゃあちょっと教えてほしいんだけど、そもそもこのSolidigmってなんて読むの。
ジサトラユージ:これは、「ソリダイム」って読みます。
ジサトライッペイ:この綴りでそういう読み方になるのか……。なんか由来があるのかね。
ジサトラユージ:……なんなんでしょうね?なんかフルーツの名前っぽいですよね。
ジサトライッペイ:教えるって言った割にさては全然知らないなお前!
こういう時は、実際に聞いてみるのが早い。ということで、先日お話させた頂いたSolidigmの方に問い合わせてみた。
社名の由来は、事業の中核となるSolid State Drive(SSD)の“Solid”と、パラダイムシフトという言葉でも使われる、“Paradigm”を組み合わせた造語です。SSDの新しいパラダイムを作っていくことを意味する社名になります。
ジサトラユージ:めちゃくちゃいい名前じゃないですか!
ジサトライッペイ:そうだね。普通にカッコイイし、由来もしっかりあるし。
ジサトラユージ:ジサトラも改名する時が来たら参考にしてもいいかもしれませんね。「トラダイム」とか。
ジサトライッペイ:いや、改名はしないけど……。てか、ジサトラの“ジサ”って“自作”の略なんだから、それ取ったら俺らただトラ被ってるだけの人じゃん。
会社が変わっても、技術はしっかり引き継いでいます
ジサトライッペイ:なんか不安になってきたんだけど。ほんとにキミに聞いて大丈夫なの?
ジサトラユージ:ばっちりです。任せてくださいよ。
ジサトライッペイ:ほんとかよ。じゃあ聞くけど、新会社になって製品の品質は問題ないの?ストレージは安定性が命だからね。
ジサトラユージ:そこは問題ないですよ。技術自体はインテルからしっかり引き継いでいますからね。
インテルが、韓国の大手半導体企業SKハイニックスにNAND SSD事業を売却すると発表したのが、2020年の10月。この売却は2段階に分けて行なわれ、その第1段階が2021年の12月29日に実施された。第1段階では、一部のNAND SSD関連の知的資産(IP)、および中国・大連市のNANDフラッシュメモリー工場を70億ドルで売却している。第2段階の譲渡完了は2025年3月以降の予定で、こちらにはウェーハーの製造と設計に関連する特定のIP、R&D従業員などが含まれるそうだ。
インテルがNANDフラッシュメモリーを採用したSSD「X25-M」シリーズを発売したのは、2008年。それから10年以上もの間、同社はSSDの開発/販売を続けてきた。2021年内にも、144層のQLCテクノロジーを使ったコンシューマー向けの「SSD 670p」を始め、データセンター向けの「SSD D7-P5510」をリリースするなど、存在感を示している。
Solidigmは新会社ではあるが、そうしたインテルが培ってきた技術、ノウハウを継承しているのである。
ジサトラユージ:つまりですね、何が言いたいかっていうと、新会社だからといって、突然現れた得体のしれない新興企業とかではなく、しっかりした土台があるわけなんですよ。
ジサトライッペイ:なるほど。じゃあ安心できそうだね。
ジサトラユージ:どうだい、良い説明でしょう?土台だけに。
ジサトライッペイ:(イラッ……)