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AI搭載の不動産管理プラットフォーム「管理ロイド」を開発・運営するTHIRD、渋谷区、東京都マンション管理士会東京山手支部と共同でITを活用した高経年マンションへの管理支援実証事業を開始

PR TIMES

株式会社THIRD
~渋谷区内のマンションの自主管理のDX化に期待~

渋谷区(東京都渋谷区、区長:長谷部健)、東京都マンション管理士会東京山手支部(東京都渋谷区、支部長:阿部誠)、株式会社THIRD(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 井上惇、以下「THIRD」)は、渋谷区内の自主管理マンションを対象に、管理の健全化を図る「管理ロイド」アプリの導入及び遠隔での専門家の助言による自主管理支援の実証事業を開始いたしました。




■実証実験の背景
 渋谷区内の分譲マンションは、築30年以上の高経年マンションと総戸数20戸未満の小規模マンションが全体の約半数を占めています(注1)。また、高経年の小規模マンションには、「管理会社が請け負うスケールメリットが無く、自主管理となっている」、「管理の担い手や積立金の不足から管理不全に陥りつつある」という課題があります(注2)。
 令和3年3月に渋谷区が策定した渋谷区住宅マスタープランでは、これらの課題を踏まえ、既存住宅ストックの活用・再生を促し、先端技術を活用した快適な住まいを実現することを目標として、マンション管理士や管理会社等の民間事業者と連携し、分譲マンションの適正な維持管理の促進と管理組合活性化に向けた施策を推進することとしています。
 今回の実証事業では、先端技術として全国の不動産管理会社で導入実績のある管理ロイドを自主管理マンションに導入する費用を区が助成し、管理状況の共有により管理組合の活性化を図るとともに、専門家であるマンション管理士の相談支援を併せて実施することで、高経年マンションの適正な維持管理の促進に向けた新たなアプローチを探っていきます。
(注1)平成23年東京都マンション実態調査(東京都)
(注2)令和元年分譲マンションの管理に関する実態調査(渋谷区)



■管理ロイドについて
 株式会社THIRDが開発・運用する「管理ロイド」は、1,000社を超える全国の不動産管理会社に導入されている、不動産管理ソフトウェアです。AIが搭載されたアプリや、建物情報が集約されるWEBダッシュボードを活用し、自主管理マンションの住人が発見した不具合や自主点検の結果を蓄積し、マンションの管理状況を簡単に可視化する事が可能になります。
 管理ロイドを通じて集まったマンションの情報を元に、東京都マンション管理士会東京山手支部所属のマンション専門家が遠隔で内容を確認し、マンションの役員に対して効率的かつ適切な助言を実施する事を想定しております。
https://kanri-roid.app/

【各代表者からのコメント】
■渋谷区長 長谷部 健

 このたび、渋谷区は株式会社THIRD及び東京都マンション管理士会東京山手支部と協働し、自主管理の高経年マンションの管理組合を対象として、管理の健全化を図るスマホアプリの導入及び遠隔での専門家の助言による自主管理支援の実証事業を開始することとなりました。コロナ禍においても活用できる先進的な仕組みが開発できることを願っています。
 本事業をきっかけに、マンションの老朽化対策と適正管理を促進するとともに、民間事業者 と連携して先端技術を活用した快適な住まいを実現し、誰もが安心で快適な住まいづくりを目指していきます。

■東京都マンション管理士会 東京山手支部 支部長 阿部誠

 このたび、東京都マンション管理士会東京山手支部は、「管理ロイド」を利用した自主管理組合活性化の実証事業に参加いたします。渋谷区内の高経年マンションの自主管理組合と「管理ロイド」を使うことにより管理情報を共有し、複数のマンション管理士が管理についての諸問題に適切なアドバイスを行うことで、マンションの適正な管理に役立ていただく実証事業です。管理組合役員の方々が「管理ロイド」で管理状況を可視化することにより、管理組合の活性化を図り、マンション管理士が管理組合の適切なサポートを行うことで、高経年マンションが管理不全マンションとならぬようにお手伝いできると考えております。

団体URL:http://kanrisi.org/yamate/wp/

■株式会社THIRD 代表取締役社長 井上 惇

 この度、当社が開発するAIを搭載した不動産管理ソフトウェア「管理ロイド」を活用した実証実験を開始ができたことを大変喜ばしく思っております。AIやITのテクノロジーの力と、専門家による遠隔サポートの組み合わせによって、マンション管理会社が不在の建物でも効率的な管理を可能にする仕組みを検証してまいります。多くの自主管理マンションで、管理状況の見える化、過去データの蓄積等、物件価値を維持するために多大な労力がかかっていました。加えて、専門家の意見を聞く機会が非常に少なく、不具合発生時に適切な処置を行えていないケースなども散見されます。「管理ロイド」を活用して自主管理マンションの価値を少しでも高められる一助となるべく全力を尽くしてまいります。
企業URL:https://third-inc.co.jp/

■東京都マンション管理士会山手支部について
 東京都マンション管理士会東京山手支部が所属する「一般社団法人東京都マンション管理士会」は、マンション管理士会の全国組織である「一般社団法人日本マンション管理士会連合会」に参加し、東京都を活動の本拠とするマンション管理士が加入する団体として、平成27年1月に設立された団体です。 東京都及び区市町村、関係団体の各種施策のほか、日本マンション管理士会連合会の事業の推進に協力し、多くの実績を上げているほか、マンション管理士制度の創設以来、管理組合の依頼に応じたコンサルタント等の業務について幾多の実績を積み上げているマンション管理士が多数所属しています。
 東京山手支部は、山手通り沿いに面した地域(品川区・目黒区・渋谷区・中野区)を活動の拠点とする支部として、マンション管理組合への支援や行政機関に対する協力など、地域に根ざした地道で細やかな活動を行っています。

■株式会社THIRDについて
 THIRDは、不動産・建築業界の透明化を通じて業界全体の取引を活性化させることを目的とするベンチャー企業です。不動産や建築は、「一物一価」であるにも関わらず、需給バランスで決まる最適価格「Fair Value」が存在しない稀有な業界でもあると捉えております。当該業界には、多くの専門的技術が存在しているが故に、多重請負構造及びブラックボックス化され易い構造につながっているものと考えております。
 THIRDは、当該ブラックボックスを透明化するために、「不動産・建築現場のノウハウ」と「最先端のAI・IT」を掛け合わせ、お客様に対し、第三者的視点での課題解決をご提供致します。現在は、不動産管理会社の労働生産性を改善するソフトウェア「管理ロイド」、修繕工事の自動見積査定AIを搭載した「工事ロイド(β版)」を開発・導入支援を行っております。

【THIRD会社概要】
会社名:株式会社THIRD(サード)
代表者:代表取締役社長 井上惇(いのうえじゅん)
本社所在地:東京都新宿区四谷4-25-13 濱庄ビル2F
設立:2015年7月
資本金:2億円(資本準備金含む)
事業内容:不動産管理クラウドシステム「管理ロイド」の開発、営繕工事の自動見積査定AIと工事の発注支援を行う「工事ロイド(β版)」の開発、不動産管理会社向け経営コンサルティング、コンストラクションマネジメント(建築技術コンサルティング)を展開しております。
企業URL:https://third-inc.co.jp/