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T教授の「戦略的衝動買い」 第672回

スマホ・パソコン化計画タッチ液晶付きキーボード「Ficihp K1」を衝動買い

2022年02月24日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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パソコンの追加拡張ディスプレーとしても利用可能

 最後の最後になったが、今までこのコラムでご紹介してきた3台のスマホ・パソコン化計画のデバイスにはなかった機能をご紹介したい。昨今の大画面Androidタブレットは本体にType-CもしくはHDMIポートを持ち、パソコンやゲーム機の映像出力を受け入れられる製品も多い。

 Ficihp K1もWindowsやmacOSのパソコンと接続することで、パソコンの追加拡張ディスプレーとして動作する。筆者はWindows 11を導入したThinkPad X1 NanoとFicihp K1を付属のType-Cケーブルで接続しマルチディスプレーモードをやってみたところ表示画面複製モードも拡張モードも問題なく動作した。

Ficihp K1はWindowsやmacOS搭載PCの外部拡張ディスプレーとしても使える

 Ficihp K1は内蔵ディスプレーの角度から遠方に置くことは難しく、ディスプレー角を自由に変更できるThinkPadを奥に置き、手前にFicihp K1を配置して操作してみた。その配置では自然と手前のFicihp K1のキーボードをメインに使うことになるだろう。

手前に液晶画面付き外部キーボードのFicihp K1、奥にThinkPad X1 Nano。今のところこれ以外の配置は思いつかなかった

 残念ながらFicihp K1側の対応表明のないWindows 11のせいか、Ficihp K1のタッチディスプレーをWindows 11の外付けタッチデバイスとして使うことにはまだ成功していない。今回を含め過去4台のスマホ・パソコン化計画デバイスをご紹介したが、いずれも昨今のモバイルPCより重い製品なのが残念だ。5台目のデバイスは700g以下を期待したい。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:Ficihp「MULTIFUNCTIONAL TOUCH KEYBOARD
・購入:Kickstarter
・価格:1740香港ドル(約2万5700円:原稿執筆時)

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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