ジムニーにはカスタム沼が待っている
いやいや、そんな路面状況がそう長く続くわけでもないだろう。凍結した凸凹道には気をつけることにして、走りも軽快で狭いところもスイスイ行けるジムニーにしよう。
と、そういう選択をしますと、エンジンチューンという大きな沼が待っています。もともと車重の割にアンダーパワーなクルマです。そこへ持ってきてワイア引きだったスロットルがJB64では電子制御化され、レスポンスがイマイチだというJB23オーナーの声もよく聞きます。
対してシエラはパワーに余裕があるせいか、あるいはエンジンが新型だからか、まだジムニーほどエンジン周りのカスタムパーツが盛り上がっているようには見えません。JB74になって売れているとはいえ、ジムニーに比べれば販売台数が少ないせいもあるでしょう。エンジンのカスタム欲による出費を抑えたければシエラが無難かも知れません。
なにしろ最近のエンジンチューンは素人にも簡単です。お手軽チューンといえばECU、コンピュータのプログラム書き換えが定番ですが、発売から4年たった今もジムニーのECU解析はできていないそうです。おそらくブラックボックス化が進んで、サードパーティには手の出しようがないのでしょう。
ならば制御信号の入出力で間に合わせようということで、アクセスレスポンスを操作するスロットルコントローラー、パワーアップを狙った外付けのサブコンピューターの類が様々なメーカーから発売されています。いずれも主流はカプラーオンタイプ。純正のカプラーを外して配線の間に割り込ませるだけ。ECUを書き換えて気に入らないと元に戻すのが面倒だったり、たまに業界の闇を見たりしますが、外付けのデバイスなら外すだけ。お手軽です。
そしてお手軽だと、つい手が出てしまうのが危険です。
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