グーグルは家庭内外の見守り機能を実現したドアベル「Google Nest Doorbell」、カメラ「Google Nest Cam」8月に発売しました。このうち「Google Nest Cam」については、屋内、屋外対応/バッテリー式(以下、バッテリー式2万3900円)が先行発売されていましたが、お手頃価格の屋内用/電源アダプター式(以下、電源アダプター式1万2300円)が11月10日に販売開始されました。
今回は既発売の2モデル「簡単・高精度・安心感が魅力 グーグルのドアベル&セキュリティーカメラ実機レビュー」に引き続き、実機レビューをお届けいたします。
バッテリー非搭載のぶんボディーは一回り以上コンパクト
バッテリー式と電源アダプター式最大の違いは、当然バッテリーの有無。ただしバッテリー非搭載にともない、電源アダプター式は高さ98.47×幅64.03×奥行き56.93mm/電源ケーブル使用時の重量393gと小型軽量化を実現しています。
また、バッテリー式はIP54の防水防塵性能を備えていますが、電源アダプター式は非対応です。逆に、対角画角についてはバッテリー式が130度のところ、電源アダプター式は135度と5度広くなっています。
ほかのスペックは基本的に共通。カメラのイメージセンサーは200万画素でアスペクト比は16:9。最大6倍のデジタルズームに対応しており、動画解像度は最大1080p/30fpsです。なお電源アダプター式も暗闇で撮影可能な「ナイトビジョン」機能に対応していますが、最大撮影距離、照射出力、LED数などの細かなスペックは公表されていません。
オーディオはスピーカーとマイクを内蔵。マイクはノイズキャンセル機能付きで、全二重双方向音声(送話と受話を同時に行なえます)で会話が可能です。
無線通信はWi-Fi 5(11ac)、Bluetooth Low Energyに対応。暗号方式はWEP、WPA、WPA2、WPA3をサポートします。
電源ケーブルはバッテリー式の3倍の長さの3メートルが採用されていますが、本体に直結されており、取り外しできません。電源アダプターは容量が7.5Wで同じですが、形状は異なり丸形が採用されています。
電源アダプター式は1万円以上安価ですが、ボディーの質感などは遜色ありません。イメージセンサーのサイズやナイトビジョン用赤外線LEDのスペックに違いがある可能性はありますが、屋内で利用する際に使用感が大きく異なることはなさそうですね。