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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第171回

イタリアの血統を受け継ぐハイテクJeep「レネゲード 4xe」

2021年11月28日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 撮影●栗原祥光 モデル●美環(@puritendon

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このサイズにしてはやや狭い荷室
しかし居住性は十分!

 美環さんにとって、荷室容積は重要な要素です。「さすがにバイクは積めませんね」とおどける美環さんですが「後席を倒したらフルフラットになるのはイイですね」というわけで、「荷物載せざんまい」なポーズをパチリ。

 「後席も広くてイイですね」という美環さん。ですが、日本のBセグSUVと比べると狭め。USBは1ポート用意で「USB Type-Aなんですね。最近はUSB Type-CでPD対応なのに」と、マニアックな事を言い出すあたり、編集スタッフの教育が実に行き届いていることを実感します。座面に等高線みたいな模様が描かれているのも面白いと美環さんは興味津々。

 「結構ポップなんですね」と運転席を見回す美環さん。「大きな車はハードな印象だったので意外です」と、色々とスイッチを触れようとするのですが……。

エアコンなどの操作パネル

ドライブモードセレクター

四輪駆動モードセレクター

 EVやハイブリッド、エンジンのみモードの切り替えスイッチやら、四輪駆動システムの切り替えなどがあり「これは何だか難しそうです」とちょっと尻込みをする美環さん。とりあえず、もっともそれっぽそうなハイブリッド&オートモードにして、いざ発進!

SUVらしい力強い走りに絶大な安心感

 「力強くて頼もしいですね」という美環さんの言葉どおり、実に滑らかでトルクフルな走りで魅力するレネゲード 4Xe。「この手のクルマは、ゆっくりのんびり走るのがいいんでしょうね」という言葉どおり、ゆったりと景色を楽しみながら、静かに駆け抜けていくのが、このレネゲード 4Xe最大の魅力といえそう。もちろんSPORTモードにしてガンガン走ることもできますし、気持ちに応えてくれるだけの運動性能を持ち合わせていますのでご安心ください。

 そしてEVモードに変更。静粛性は更にアップします。ですが「ちょっとパワーが落ちたようですね」と美環さん。これはモーターの方がエンジンよりも出力が少ないため仕方のないところ。そこでアクセルをバンバン踏むと、あっという間にバッテリーに蓄えられた電力を使ってしまい、気づけば48km走れるという電力はゼロに……。あとは普通のガソリン車に、時々モーター駆動が加わるという程度。「ちょっと音が大きくなるのは仕方ないのですね」と美環さんは残念そう。だからといって不満があるわけではありません。「視界が広く、とても運転しやすいですね。それにJeepらしい安心感をコンパクトなボディーからでも感じます」とのこと。

 Jeepらしく、しっかりとした足腰で、乗り味は硬め。かといって、突き上げるような衝撃はしっかりと吸収してくれます。ですから運転中の視界の上下移動が少なく、疲労度が低いのです。これは高速道路でも同じで、実に安定感があり、それでいて快適ではありませんか。「このクルマ、本当にいいですね」美環さんは感心しきりです。そして「ほら、Jeepいいでしょ?」。同行スタッフは、素直にハイとしか返事ができませんでした。

【まとめ】遊び心があって走破性も高い
日本の道路事情に合っているJeep

 「カッコイイし、安心感もあるし、荷物も乗るし。それでいてクルマのあちこちに遊び心が隠されている。こういうのって日本車にはあまりないと思います」と美環さん。そして「アメリカ車って……、という気持ちがなかったわけではないです。ですけれど、実際に乗るとマトモといいますか、普通のクルマといいますか(笑)。警告ブザー音が大きかったり、センサーが思ったより遠い位置から反応して驚いたりしますけれど、これもまたお国柄ということで。本当に普通に扱えるクルマなんですよ」と、アメ車大好きっ娘のような発言まで。

 ちなみにレネゲードですが、世界で最も売れている国はイタリアなのだとか。「意外ですね、でもわかる気がします。だってオシャレですもの」。取材を終える頃には、美環さんはもちろんのこと、同席スタッフも、レネゲードが気に入ってしまったことを正直に告白します。

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筆者紹介:美環(みかん)

 

 原型師として美少女フィギュアを作る傍ら雑誌のモデルやコスプレイヤーとしても活躍中。
 YouTubeもぜひぜひ見て下さい!

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