鶴見区は横浜市の北東部にあり、丘陵部の「丘のまち」、鶴見川沿いの「川のまち」、臨海部埋立地の「海のまち」の3つの地域で構成されています。
区内には、旧東海道の宿場町の面影が残る地域や沖縄・南米などエキゾチックな地域があり、臨海部には京浜工業地帯が広がります。
今回は、いろんな顔を持つユニークなまち・鶴見の「旧東海道沿いのお出かけスポット」を紹介します。秋めく今日この頃、散歩がてら、鶴見の旧東海道沿いのお出かけスポットを巡ってみませんか。
ちなみに、前回の鶴見区紹介記事はこちらです。
【連載】夏におすすめ! 気分爽快! 鶴見の潮風香るインスタ映えスポット
※過去の連載記事はこちら:横浜18区の魅力を伝え隊!
みなとみらいまで見渡せる高台絶景スポット! 鶴見花月園公園
2021年11月1日にオープンしたばかりの、鶴見区の新たなスポットです!
この地にはかつて、大正期に東洋一の遊園地といわれた「花月園遊園地」がありました。その後、花月園競輪場を経るなどさまざまな歴史を積み重ね、このたび、子どもから大人まで楽しんでもらえる公園として生まれ変わりました。
高台にあるため、天気がいい日には、ベイブリッジやみなとみらいまで見渡せる絶景スポットです(公園から見える夜景も、ロマンチックなこと間違いなし…!)。
JR鶴見駅から徒歩約15分と駅近の立地であるこの公園、ぜひ一度、足を運んでみてください。
ちなみに、公園内には全部で12種類の健康器具が置かれています。運動の秋にかけまして、全種類コンプリートを目指してみましょう。
なお、公園についてより詳しく知りたい人は、鶴見区ホームページをご覧ください。
関東でも最大級の規模の禅苑 大本山總持寺
禅宗の一つである曹洞宗の大本山。かつては現在の石川県輪島市にありましたが、1898(明治31)年の焼失を機に鶴見ヶ丘の地(現在の横浜市鶴見区)に移転してきました。ちなみに、大本山總持寺(そうじじ)は今年(2021年)でちょうど開創700年の歴史を誇ります。
広大な敷地には、仏殿、大祖堂などをはじめとした国の登録有形文化財に指定された建造物が多数あります。また、宝蔵館「嫡々庵(てきてきあん)」では絵画や工芸品、古文書まで多岐にわたる文化財を展示しています。(石原裕次郎さんをはじめ多数の著名人のお墓があることでも有名です)
鶴見駅からすぐそばにありますが、境内に入ると緑に包まれて静けさを感じ、厳かな気持ちとなります。總持寺では、境内は自由に参拝が可能ですので、お近くにお越しの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(※新型コロナウイルス感染症対策により、一部、往来の制限があります。最新の情報は、ホームページをご確認ください。)
地魚が並ぶ朝市 生麦魚河岸(うおがし)通り
旧東海道沿いにあり約400m続く、生麦魚河岸通りは、かつて良質な魚介を求めプロが通う場所として有名でした。通り沿いには約20店ほど鮮魚店がひしめき、最近では一般客も気軽に購入できるとあって、飲食店業者から一般客まで足を運ぶ場所となっています。通りには飲食店もあり、気軽に海鮮料理を楽しむことができます。
生麦魚河岸通りは、徳川幕府以来、「御菜八ヶ浦(おさいはちがうら)」のひとつとして、江戸城に魚介類を献上していた歴史があります。
通りには、時代を感じさせる店舗が多く並び、下町情緒あふれる雰囲気を感じることができます。
鶴見の旧東海道沿いの見どころスポットを散策する際には、ぜひ立ち寄ってみてはどうでしょう。(通りにあるお店の多くは、8時30分ごろから10時ごろまで営業)
地域に開かれた街の中のオアシス キリンビール横浜工場・高架下緑地
皆さんは、キリンビールが横浜で誕生した企業ということをご存じでしょうか。1926(大正15)年に横浜山手から鶴見に移転開設し、長きにわたりビールを造り続けている歴史ある工場です。
同工場では、生麦で100年近くもの間、継続的に緑地を創出・整備しています。緑地化した横浜北線の高架下等を地域住民へ一般開放しており、貴重な緑ある憩いの場となっています(マイナスイオンを感じられます…!)。ちなみに、同工場に整備された敷地内緑地は、国土交通省の「第1回グリーンインフラ⼤賞」の都市空間部門で、優秀賞を獲得しています。
なお、同工場では、コロナ禍でも家にいながらビール⼯場を⾒学できるオンラインツアーの企画を開始しました。ご興味がある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか(参加は20歳以上から、無料)。詳しくは、ホームページをご確認ください。
(※新型コロナウイルス感染症対策として、現地での工場見学及び緑地開放は休止中です)
江戸時代の歴史をたどる 旧東海道歴史サイン&旧東海道デザインプレート
区内には、江戸時代から多くの人が行き交った旧東海道にまつわる8つの案内サインがあります。
また、かつての東海道がはしっていた沿道には、旧東海道のデザインをあしらったデザインプレートを設置しています(区内では9か所)。
散策の際は、これらの歴史サインやデザインプレートを探しながら歩いてみてくださいね~♪
いかがでしたでしょうか。
ちなみに、横浜の歴史と今、地域、文化、人々など多彩な魅力を紹介する季刊誌「横濱」2021年秋号(74号/10月6日発行)では、「旧東海道三宿を歩く」と題して、旧東海道を特集しています。
鶴見の旧東海道の見どころスポットも取り上げていますので、ぜひご覧ください!
その他にも「鶴見の見どころ・お出かけ案内」情報については、区ホームページをご覧ください! https://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/shokai/odekake/
鶴見区のマスコットキャラクター「ワッくん」
プロフィール
鶴見区の形がワニの横顔に似ていること、「産業の街・鶴見」の力強いイメージに合うことなどから生まれたマスコットキャラクター。
チャームポイントは、しっぽ(?)と笑顔♪ワッくんからの区に関するお知らせや区内イベント情報などは、鶴見区のTwitterを見てね~!
写真は、旧東海道ワッくん!