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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第318回

「Xiaomi Pad 5」はハイエンドAndroidタブレットの真打ちだ!

2021年11月10日 12時00分更新

文● 佐野正弘 編集●ASCII

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大音量のスピーカーに大画面を生かすインターフェースも

 ゲーム以外のコンテンツを楽しむ上でも、Xiaomi Pad 5は大きな魅力を備えている。11型の大画面ということに加え、本体内に4つのスピーカーを搭載しており、タブレット単体でも迫力ある音響体験を得ることができるからだ。

 またドルビーアトモスにも対応しており、「グラフィックイコライザー」で細かな音響設定ができる仕組みも備わっている。音楽だけでなく、映像視聴時も音質面での満足感は高く、音にこだわる人にもマッチしているといえよう。

音響関連にも力が入れられており、サウンド効果の設定でグラフィックイコライザーを呼び出せば、より細かな音響設定が可能だ

 Xiaomi Pad 5はさらに、ほかのタブレットと同様、大画面を生かしてアプリを同時に複数利用することも可能。アプリタスクの一覧から、アプリのアイコンを長押しすることで、アプリを分割表示したり、ポップアップ表示したりできるが、分割もしくはフローティング表示できるアプリは1つまでと限られているのと、感じ方に個人差はあるだろうがiPadなどと比べインターフェースの洗練度がやや落ちると感じたのは惜しいところだ。

画面分割やフローティング表示を利用するには、タスク一覧画面でアプリのアイコンを長押しした後、分割、もしくはフローティングのボタンを選ぶ

実際に画面分割したところ。分割、もしくはフローティングで同時に使えるのは2つのアプリまでとなる

 続いてカメラを確認すると、背面のカメラが1300万画素のシングルカメラ、フロントカメラが800万画素とかなりシンプルな構成だ。ただタブレットの使い方を考慮するならば、外で撮影するというよりはビデオ通話などの利用がメインになってくると考えられるので、性能がものすごく高いという訳ではないがこの程度の性能があれば不足することはないだろう。

背面のカメラは一見すると2眼のように見えるが、実際は1眼。日本では未発売の上位モデルで、2眼カメラを備えた「Xiaomi Pad 5 Pro」とボディーを共通化しているためと見られる

背面のカメラで撮影した写真

 ただそれでも、「夜景」や「ショートビデオ」、フロントカメラの美肌機能などはしっかり備わっている。スマートフォンほどではないとはいえ撮影機能は充実しているといえよう。

夜景モードを使って撮影。外で活用するシーンは少ないと思われるが、暗い室内などでは活用しがいがあるかもしれない

フロントカメラの撮影時には美肌機能やフィルターなども利用できる

 そしてバッテリーを確認すると、8720mAhと非常に大容量。公式には16時間の動画再生、10時間のゲームが可能とされているが、そこまで長時間コンテンツを楽しむことはあまりないだけに、自宅で利用する分には十分な性能といえる。

 なお、Xiaomi Pad 5はモバイル通信機能を備えておらず、利用できる通信はWi-Fiのみ。もちろんテザリングやモバイルWi-Fiルーター経由で外でも通信することは可能だが、どちらかといえば自宅での利用をメインと位置付けているのだろう。

【まとめ】唯一無二のハイエンドだけに
それを生かせるアプリが課題に

 Androidタブレットの市場で唯一気を吐いていたファーウェイが、米国からの制裁を受けてOSを「HarmonyOS」へと移行したこともあって、長きにわたって高性能なAndroidのタブレットが登場せず不満を抱いていた人も多かったと思う。それだけに、性能が非常に高いXiaomi Pad 5がもたらした恩恵は非常に大きいといえ、ハイエンドのAndroidタブレットが欲しい人には現在のところ、唯一無二の選択肢となること間違いない。

 なお今回お借りしたのは本体のみなので、「Xiaomi Smart Pen」は使用していないことから、そちらに関する評価は控えている。Xiaomi Pad 5単体でもさまざまなコンテンツを楽しんだり、ちょっとした仕事に活用したりするのには十分だが、ペンが加わることでタブレットの使い方が大きく変わってくるだけに、その利活用も注目される所だ。

 価格もシャオミ公式オンラインショップで4万3780円とお手頃で、日常的に利用するタブレットとしては十分オススメできるが、長らく市場に高性能なAndroidタブレットが出ていなかったこともあって、iPadと比べるとタブレット関連アプリの充実度が低いことが悩ましい。とりわけ実用系やクリエイティブ関連のアプリ充実度が低いことは、Xiaomi Pad 5の高い性能を生かして利用の幅を広げる上でも障壁となってくるだけに、Xiaomi Pad 5の登場を機として再びハイエンドのAndroidタブレットが盛り上がってくることを期待したい所だ。

シャオミ「Xiaomi Pad 5」の主なスペック
ディスプレー 11型
画面解像度 2560×1600
サイズ 約254.69×166.25×6.85mm
重量 511g
CPU Snapdragon 860
(最大2.96GHz、オクタコア)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128/256GB
OS MIUI 12.5 for Pad
無線LAN IEEE802.11ac
カメラ画素数 リア:1300万画素/イン:800万画素
バッテリー容量 8720mAh
生体認証 顔認証
カラバリ コスミックグレー、パールホワイト
価格 4万3780円(128GB)
5万4780円(256GB)
 

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