このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第156回

収納も居住性もバッチリのスズキの軽「スペーシア」と一週間暮らした

2021年10月09日 15時00分更新

文● 矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

スペーシアの魅力3 走行性能

 実際に街中などを走りましたが、乗り味はゆっくり発進&停止、ロールも緩やかで、全体的に柔らかい印象でした。走行音に関しては、めちゃくちゃ静か! というわけではありませんが、普段話している時のボリュームで、会話を楽しめます。ただ、エンジンが小さいということもあり、アクセルを強く踏む場面(高速など)では、さすがにエンジン音が気になります。

ボンネットが短いので、車両感覚が掴みやすい&運転席からボンネットの両端が見えるので、駐車するときに助かりました

スペーシアの魅力4 シートアレンジ

 運転席や助手席、後席の1つ1つのシートが独立し、前後にスライド&リクライニングするのは便利。シートは、身体を預けると少し反発するくらいの固さで、長時間運転しても疲れませんでした。

前席は前後にスライド&リクライニングするけど、後席はしないという車種もあるので要注意!

運転席&助手席を倒すと、こんな感じになります

寝転がってみました! 寝れなくはないですが、シートがボコボコしているので辛いです。車中泊は無理そう……

 なお、シートを倒すときの操作で、力がいらないのは助かりました。

スペーシアの魅力5 積載量

 まずは荷室チェックです。後席を1番前まで出して、158cmの私が座るとこんな感じです。

スーツケースなどは余裕で積むことかできます。ちなみに、後席を1番後ろまで下げてもベビーカーを積むことができますよ!(かなり、ぎゅうぎゅうに押し込みましたが)

 後席を倒すと、以下のような感じになります。

ギリギリ寝ころぶことはできます。高さもあるので大きい荷物は充分積めそうです

自転車を積み降ろししやすいように、溝も作ってあります

 助手席を倒すと、スキー板やサーフボードなどの長い荷物も積むことができます。

スペーシアの魅力6 収納力

 スペーシアはむやみやたらに収納をつけるのではなく、必要最低限の収納を用意しています。私が1番のお気に入りポイントは以下です。

ドアの部分にある収納場所。スマホを置くのにちょうど良く、ピッタリはまるサイズ&取り出しやすいです

ステアリングの下に、長財布を置けるくらいの収納スペースがあるのですが、この収納もよく使いしました。駐車場でお金を払うときなど、ここに財布が置けると助かります

運転席のドリンクホルダー。ペットボトルだけではなく、紙パックが置けるというのがうれしいポイントです

助手席の前には、引き出し式の収納が沢山。ですが、テーブルとしても利用するのは難しそうです

運転席の後ろににしかテーブルはついていません。最大2kgの荷重に耐えられますが、テーブルの幅がせまいので、置きにくいです。ドリンクホルダーにはペットボトルしか置けないです

 ということで、今回は「スペーシア」の長期レビューをしてみました! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧になってください。

■関連サイト

筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

■関連サイト

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ