ミリタリー系マザーボードにベストマッチ! 「ラギッドスタイル」の新メモリー「XPG SPECTRIX D45G」をテスト
自作用マザーボードの定番ジャンルとして確立した「ゲーミングマザー」。アドレッサブルRGBやRGB LEDによって光るギミックやミリタリーテイストをフィーチャーするなど、機能だけでなくビジュアルにもこだわった製品が数多く存在する。
ADATAのゲーミングブランドXPGから新たに登場した「XPG SPECTRIX D45G」「XPG GAMMIX D45」は、そうしたゲーミングマザーと合わせるのにピッタリなDDR4メモリーモジュールだ。
XMP 2.0対応の高速仕様に加えて、ミリタリーテイストにフィットするラギッドスタイルのヒートシンク、アドレッサブルRGBによるライティングエフェクト(SPECTRIX D45Gのみ)で、ゲーミングPCの仕上がりをワンランク上にグレードアップしてくれる。実機を入手したのでその魅力を見ていこう。
SPECTRIX D45G | GAMMIX D45 | |
---|---|---|
型番 | AX4U36008G18I-DCBKD45G | AX4U32008G16A-DCBKD45 |
スピード | DDR4-3600 | DDR4-3200 |
レイテンシ | CL18-22-22 | CL16-20-20 |
電圧 | 1.35V | 1.35V |
XMP | XMP 2.0 | XMP 2.0 |
サイズ | 133.35×45.26×8.2mm | 133.35×39.17×8.2mm |
保証期間 | 限定永久保証 | 限定永久保証 |
→Amazon.co.jpへのリンク(XPG SPECTRIX D45G)
→ Amazon.co.jpへのリンク(XPG GAMMIX D45)
高品質基板採用の高速動作モデルの
「XPG GAMMIX D45」はDDR4-4400まで用意されている
メモリーとしての基本仕様を確認しよう。XPG SPECTRIX D45GのラインナップはDDR4-3600から最速DDR4-4400までの高速タイプのみを揃えている。今回の評価機材は、DDR4-3600モデルで、CL18(18-22-22-22)、動作電圧1.35Vという仕様だ。
XPG GAMMIX D45のほうは、DDR4-3200(CL16)とDDR4-3600(CL18)の2グレード。今回の評価機材はDDR4-3200モデルで、CL16(16-20-20)とネイティブDDR4-3200よりも高速な仕様となっている。動作電圧はこちらも1.35Vだ。
いずれも高速動作時でも安定動作できるよう高品質なDRAMチップと基板を採用する。Intelだけでなく、AMDプラットフォームでの動作検証がなされており、互換性リストもウェブページで公開している。
いずれもXMP 2.0に対応 UEFI上で設定をロードして高速動作
どちらもXMP 2.0に対応しており、UEFIセットアップで設定をロードすることで簡単に高速設定が適用され、本来のパフォーマンスを発揮できるようになる。
XMPのプロファイルは同じ設定が2つ格納されているので、どちらでもよい。なお、UEFIのデフォルト設定で利用すると、どちらもDDR4-2666(CL19)で動作する。
ミリタリーテイストに合うラギッドスタイルのヒートシンク
両方のメモリーに共通するのが、同社が「ラギッドスタイル」とうたうヒートシンクだ。
ラギッド(rugged、ラグドとも)とは、英語で「ごつごつした」「いかめしい」「無骨な」といった意味で、ファッションの世界では、ミリタリー系や作業着系などでコーディネートした「無骨で男性的なスタイル」を指す言葉として定着しているようだ。
その予備知識を仕入れたところであらためてヒートシンクを見ると、なるほどと思わせる仕上がり。シンプルでありながら、肉厚の素材、大胆にメリハリを付けたモールド、あえてザラザラとした粗さを残した表面仕上げなど、まさしく「ラギッド」なスタイルを表現している。
ゲーミングマザーにはかねてより、高性能や高耐久をアピールする演出として、こうしたミリタリー、ラギッドなテイストをフィーチャーした製品がある。そうしたデザインの製品にはピッタリ合いそうだ。
大胆なデザインは、ヒートシンク本来の「表面積を稼いで放熱効率を上げる」という点でも効果的だろう。
アドレッサブルRGBによる美しい発光が楽しめる
「XPG SPECTRIX D45G」については、ヒートシンク上にアドレッサブルRGBギミックを搭載する。
LEDカバーの色はよくある乳白色ではなく、ややスモークを入れており、ラギッドなイメージを意識したものなのだろう。発光した状態でも乳白色カバーの製品よりは気持ち落ち着いて見える。
光らせるために配線などは不要で、マザーボードに差して電源を入れれば自動的に光る。また、ASUSTeK/ASRock/GIGABYTE/MSIといったメジャーなマザーボードベンダーの制御ユーティリティーにもれなく対応しており、マザーボードから発光を制御することが可能だ。
MSIのMystic Lightを利用した発光の様子。「MB制御なし」「レインボー」「マーキー」「流星」「ブレス」「点滅」「カラーサイクル」と順次切り替えている。
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