
下地の仕上げは1000番のサーフェイサーで
メタリックレッドに塗られていた中古モトコンポのリペイント作業もいよいよ後半戦。前回までに、塗装を剥がして#400の紙ヤスリで足付けをしたあと、500番のサーフェイサーを吹き付けて#800で磨くという作業を2回 繰り返しました。
途中、ステップが収まる部分の足付けを適当に済ませるという手抜きをしたため、サーフェイサーがシワになってしまうアクシデントがありましたが、その部分を紙ヤスリで削り取ってやり直し、無事解決しています。

足付けをして500番のサーフェイサーを吹き付け、#800の紙ヤスリで磨いたところ。このあともう一度同じ作業を繰り返しました
500番のサーフェイサーはいわば下地の下地のようなもので、主な役割は塗料が剥がれないように足付けをすることと、傷を埋めることでした。
次は下地の仕上げです。今度は500番のサーフェイサーより粒子が細かい1000番のサーフェイサーを使います。

500番の次は1000番のサーフェイサーを吹き付けて、下地を仕上げます
500番のサーフェイサーと同じく、今回も使い慣れたプラモデル用サーフェイサー、GSIクレオスの「Mr.サーフェイサー1000」を使いました。500番は「大きなキズ用溶きパテ」でしたが、1000番の方は「下地の目止め仕上げ塗料」。塗装前の最終仕上げ用です。
500番よりきめが細かいとはいえ、吹き付けたあとは表面にザラザラとした手触りが残るので、塗装を艶ありにするならクロスや耐水ペーパーで磨く必要があります。また、メタリック塗装など表面をツルツルにしたい場合は、1200番や「Mr.フィニッシングサーフェイサー1500」が便利。
ただ、今回は艶消し塗装にするため、そこまで下地を滑らかにする必要はありません。1000番を吹き付けるだけでオーケーです。
下地の完成です
昔はプラモデル用サーフェイサーといったらグレーが当たり前だったんですが、今では白や黒、錆止め色、こげ茶色などの製品もあります。これは最終的に塗る塗料の色によって使い分けるため。赤や黄色などの下地の色の影響を受けやすい色の場合は白、戦車なら錆止め色という感じです。
今回は下地の影響をあまり受けない色にするので、傷が見やすいグレーを使っています。

1000番のサーフェイサーを全体に吹き付けます。500番よりちょっと色が濃いめかな

サーフェイサーを2回塗って下地の完成です
1000番のサーフェイサーを吹き付けたら15分ほど乾燥させ、もう一度吹き付けます。1時間待ったら下地は完成。サイドカウルの裏側は外から見えないため塗装しないので、サーフェイサーも吹き付けませんでした。
色はミリタリーなサンドに
色をどうするかですが、軍用車両好きなワタシとしては当然のようにミリタリーテイスト一択ということで、米海兵隊のM1030M1というバイクに似せてサンドカラーを選びました。
使った塗料はKRYLONの「CAMOUFLAGE」というスプレー。一般的には流通していないようですが、サバゲー用のエアガンや装備品の塗装用としてミリタリーショップではよく見かけます。米軍でも装備品の塗装などに使っているらしく、今回使ったのは米軍の払い下げ品でした。

米軍払い下げのKRYLONスプレーで塗装します。色はSAND
KRYLONのスプレーはCAMOUFLAGEしか見たことがなかったので、カモフラージュに使われるような色を専門にしているメーカーなのかと思ったりしてたんですけど、アメリカでは超メジャーなペンキのブランドだそうで、趣味やDIYからプロ向けまでさまざまな商品がラインナップされていました。
CAMOUFLAGEの特徴はNON-REFLECTIVE、ULTRA-FLAT FINISH。無反射&バリバリの超ツヤ消し仕上げです。ラベルには以下のような記載もありました。
SUPER BOND ADHESION for hard-to-paint surface
INTERIOR/EXTERIOR
FOR SPORTING GOODS hunting, decoys & more
DRIES IN 15 MINUTES
NO RUNS, NO DRIPS, NO ERRORS
EZ TOUCH TIP
塗装が難しい面にも密着し、内装・外装どちらにも使用可、狩猟のグッズや狩猟用おとりなどに最適、15分で乾き、流れないし垂れないし失敗しない……といったところです。使用方法のところにはもう少し詳しく書かれていて、15分以内に手で触れるようになり、1時間で持って動かしても大丈夫になるとのこと。サーフェイサーと同じような感覚で使えるのがいい感じです。
最後のEZ TOUCH TIPというのはKRYLON独自の噴射口の機構で、吹き出し口が360度回転できるようになっていて、スプレー噴射を縦長や横長にするだけでなく、任意の角度にすることも可能です。いろいろな方向に塗りたい時、缶を傾けなくていいのは便利ですよね。押しボタンも指が疲れにくい構造になっているそうです。
奥まった部分を先に塗っておきます
では、塗装に入ります。まず最初にへこんでいるところとルーバーの部分に吹き付けます。
奥まった場所には塗料が届きにくいので、全体を一度に塗ろうとするとその部分の色が薄くなってしまったり、逆に手前の面に塗料が付き過ぎてしまったりすることがあるんですよね。それを避けるため先に塗っておこうというわけです。

ステップ収納部やルーバーなど奥まっているところを先にひと塗りしておきます
スプレーを使う前に1、2分よく振り、使っている最中も随時振るように指示されているので、まずは2分ほどシェイク。ダンボールに吹いてちゃんと塗料が出るのを確かめたあと、カウルから2、30cm離してシュッシュッという感じで短めに吹き付けました。
ここは乾燥させる必要はないというか、乾いていない方がこのあと塗る塗料となじむので、続いて全体の塗装に移ります。
下塗りは全体を軽く塗るつもりで
塗装は2回重ね塗りします。1回目は下塗りで、2回目は上塗り。下塗りで完全に色を付けようとすると厚く吹き過ぎて失敗しがちなので、1回目は全体に色が付けばいいやという気持ちで、軽く吹くぐらいで留めておくといいと思います。
カウルのように横に長い物を塗る時は、スプレーを左右方向に動かして吹き付けていきます。この時、対象物だけに塗ろうとすると、塗り始めや塗り終わりの部分に塗料が溜まって厚塗りになったり垂れたりすることがあります。
なので、もったいないですけど対象物の外側から塗り始めて、完全に通り過ぎてから止めるようにします。ワタシの場合は左右20cmぐらいかな。そのぐらい余裕を持たせるようにしています。
塗料が拡がる幅よりカウルの方が広いため一度では塗れないので、塗装は帯状に数回に分けます。まずは上の方から。塗料が上に10cmぐらいはみ出すぐらいの位置を横に塗っていきます。はみ出しまくるので、下に古新聞などを敷くのを忘れずに。
カウルの左端から20cmぐらい外側で噴射ボタンを押して塗装スタート。腕をスーッと右に動かして塗っていって、右端を通り過ぎて20cmのあたりで指を離します。ワタシは左から右に塗りましたが、もちろん右から左でも構いません。やりやすい方向でオーケーです。
これも乾燥はさせず、すぐ2段目の塗装をします。

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