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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第304回

モトコンポのシートの色をミリタリー風にしたい 人生初のシート塗装に挑戦

2021年11月07日 17時00分更新

文● むきみ(@TK6506) 編集● ASCII

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シートを塗り替えたい

 米海兵隊「M1030M1」というサンドカラーのバイクを参考にして、色を塗り替え中のモトコンポ。まずはカウルをサンドカラーに塗り、前回はフロントフェンダーを同色にしました(第303回「モトコンポのフロントフェンダーをミリタリー風に塗装」)。

カウルに続いてフロントフェンダーをサンドカラーに塗ったモトコンポ

 これでだいぶM1030M1っぽい配色になってきたんですけど、でもまだあともうひとつ、目立つところの色が異なっています。

 それはシート。M1030M1のシートは茶色っぽい色や砂漠系のデジタル迷彩に塗られているんですよね。モトコンポは真っ黒です。これもできるだけM1030M1に近づけたいところです。

 というわけで、シートを塗り替えることにしました。

新品シートを購入しました

 ただ、塗り替えるには少々問題があって、一筋縄では行きません。シートの塗装経験がゼロなのです

 バイクのシートってたぶん合皮ですよね。プラや金属の塗装は散々やってきましたけど、合皮なんて初めてです。果たしてうまくいくのやら……。失敗したら目も当てられません。

 それに、塗り替えてしまうと別の問題も生じます。フロントフェンダーを塗ったときに「別途用意した赤いカウルでも乗るつもりなので、ノーマルのフロントフェンダーも残しておきたい」と書いていた通り、黒いシートも必要なのです。

 で、フロントフェンダーと同様に、シートももう1個調達することにしました。

純正カラーの赤カウルに換装したとき用に、新品シートを買いました

 幸いシートは新品が手に入るので、さっそくオーダー。新品なのでもちろんこれを塗り替えるなんてことはせず、こちらはそのままノーマル用に保存しておいて、もともと付いている方のシートを塗り替えます。

シートカバーを塗装して張り替えます

 モトコンポとM1030M1のシートは色以外にも違うところがあります。サイズや形が違うのは当然なのでそこではなく、シート表面のモールドの違いです。

M1030M1のシートは座面が平らですが、モトコンポのシートは凹凸のモールドがあります

 M1030M1はKawasakiのオフロードバイク「KLR650」がベースになっていて、ツルンとしたシートが付いています。対するモトコンポのシートはというと、凹凸のあるタイプ。このまま塗ったのでは似てない度が高くなってしまいます。

貼り替えタイプのシートカバーを購入。これを塗装したあと貼り替えます

 そこで少しでも見た目を近づけるため、凹凸のないシートカバーを使うことにしました。それも、被せるだけのタイプではなく張り替えタイプです。塗り替えと同時に貼り替えにチャレンジしてみたいと思います。

脱脂剤で油分を取り除きます

 塗料は「染めQ」シリーズを使いました。シート塗装の定番とのことですし、ホームセンターで手軽に買えるのが○。素材の質感を変えずに塗ることができ、引っ張ったりねじったりしても割れたり剥がれたりすることがないらしく、耐久性も十分ありそうです。

 フロントフェンダーは塗る前に中性洗剤で洗いましたが、シートカバーは新品なので洗わなくても大丈夫。ただ、表面に油分が付いていたり、いじっているうちに手の脂が付着したりするので、脱脂をします。

脱脂も染めQシリーズ。「染めQクリーナー」という製品です

 脱脂剤はクルマ用のものを持っているんですけど、合皮に使えるかどうかわからなかったので、これも染めQに頼ることにしました。「染めQクリーナー」という製品で、布に染み込ませて表面を拭きまくります。

布に少量のクリーナーを付けて拭いていきます。ヒザに被せるとやりやすかったです

 手でシートカバーを持つとまた脂が付いて元の木阿弥なので、ヒザに被せてガシガシと拭き取りました。こんなことしなくても、使い捨ての手袋を使えばよかったんですけど、なぜかこの時は思いつかず……。

ベースコートで下塗り

 脱脂が終わったら下塗りをします。

 モトコンポのシートは真っ黒。色が濃い素材に塗装をする場合、白や黄色など明るい色をいきなり吹き付けると透けてしまってなかなか色が付きません。今回は比較的濃い茶系の色にするのでその心配はないと思いますが、念のため下塗りをしました。

染めQの下地剤、「染めQベースコート」。濃い色の素材に明るい色を塗る時は必須です

 下地剤ももちろん染めQシリーズ。下地が割れたり剥がれたりしたら元も子もないですからね。「染めQベースコート」という製品で、少しベージュがかった白という感じの色合いをしています。

 脱脂の時にすっかり忘れていた使い捨て手袋を装着。ベースコートをよく振り、シートカバーから15cmぐらい離れたところからシュシュっと軽く吹き付けます。まずは1回目。

ベースコート1回目の吹き付けは軽く色が付く程度

 塗り終えたところを触らないようにするためシートカバーの中に手を入れてグルグル回していたんですけど、塗りにくいことこの上なかったので、ダンボールで塗装台を作りました。最初からそうすればよかったですね。

後半はダンボール製の塗装台に被せて塗りました

 吹き付けたあとの待ち時間は3分ほどでオーケー。ほんの少し色が付く程度なので大丈夫かなと不安になりますが、2回目を吹き付けます。

ベースコート2回目。だいぶ色づいてきました。

 続いて3回目、4回目。

ベースコート3回目。急に白さが増します

ベースコート4回目。まだらな感じがほぼなくなりました

 説明書きに「さまざまな角度から3、4回塗り重ねる」とあったので、基本に忠実に4回塗ってみました。4回目ともなると黒っぽさはすっかりなくなり、これなら薄い色を塗る場合でも十分発色してくれるはずです。ましてや今回は茶色。全然大丈夫でしょう。

米軍っぽいライトタンで塗装します

 上塗りの色はライトタンを選びました。茶系の色としては他にブラウン、キャメルブラウン、コーヒーブラウン、エスプレッソブラウンがあって、もうちょっと赤っぽい方がいいのかなとも思ったんですけど、ネットで見た写真からすると一番イメージに合うのはライトタンかなっていう感じなんですよね。米軍で使われている砂漠色がタンと呼ばれているので、近そうかなと思ったというのもあります。

カラーはライトタンをチョイス。近年の米軍車両はタンに塗られていることが圧倒的に多いです

 こちらも塗り方はベースカラーと同じ。10〜15cmほど離して軽く吹き付け、3分待って塗り重ねていきます。1回目は塗料が付いたかなという程度。

1回目は薄っすらまだら模様

 3分経ったら2回目。ここからは徐々に濃く……と思ったんですけど、なんだか2回目でかなりしっかり色が付きました。ベースコートのおかげかもしれません。

2回目にしてほぼ完成のような色合い

3回目。2回目よりちょっと濃くなりました

 3回塗ったらもう十分な感じです。剥がれにくくするためには薄く塗るに越したことはありません。この状態でベースコート4回+上塗り3回で7層あるので、これで塗装完了にします。

 乾燥時間は気温20度、湿度60%で30分以上とのこと。アセって失敗するのは嫌なので丸1日放置することにしました。次回は張り替えに挑戦!

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