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薄型軽量で持ち運びも可能

9万円台でRyzen 7&16GBメモリー&NVMe SSDと超コスパ、テレワークから軽いクリエイティブ作業まで快適な15.6型ノートPC「FRNA710/S」

文●山口優 編集●八尋/ASCII

提供: インバースネット株式会社

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「FRNA710/S」

 FRONTIERの「NA」 シリーズは、CPUに第3世代AMD Ryzen 4000シリーズを採用した15.6型ノートパソコンだ。税込で10万円を切るリーズナブルな価格でありながら、大容量メモリーやNVMe対応の高速なSSD、Wi-Fi 6などを搭載してパフォーマンスや使い勝手を高めているのが特徴。薄型軽量ながらバッテリー駆動時間が約9.8時間と長いのもポイントになっている。

CPUは第3世代AMD Ryzen 7 4700Uが搭載されている。8コア/8スレッドの高性能なプロセッサーだ

グラフィックスはCPU内蔵のAMD Radeon Graphics。内蔵タイプとしてはパフォーマンスが高めなのが特徴

 今回は、そのうち最上位モデルとなる「FRNA710/S」をピックアップ。9万9800円という手頃な価格でありながら、Ryzen 7 4700Uや16GBのDDR4-3200メモリー、1TBのNVMe対応SSDなどを搭載する。普段使いから負荷の高いクリエイティブ系の業務まで幅広く利用することができる。ここでは、その実力と使い勝手をチェックしてみた。

試用機の主なスペック
CPU AMD Ryzen 7 4700U(最大4.1GHz、8コア/8スレッド)
グラフィックス AMD Radeon Graphics(CPUに内蔵)
メモリー 16GB
ストレージ 1TB SSD(M.2接続/NVMe対応)
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0、有線LAN(1000BASE-T / 100BASE-TX / 10BASE-T対応)
インターフェース USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1、USB 2.0×2、HDMI出力、LAN、ヘッドセット接続端子、microSDカードスロット
サイズ/重量 およそ幅360.4×奥行239.3×高さ19.9mm/約1.65kg
OS Windows 10 Home(64bit)

薄型軽量で、いざというときは持ち運びも可能

 FRNA710/Sは15.6型ディスプレーを搭載しながら、画面周囲のベゼルを極細にすることで、フットプリントをおよそ幅360.4×奥行239.3mmに抑えている。厚みもおよそ19.9mmとスリムで、質量は約1.65kgと軽い。一般的なブリーフケースなどにもムリなく収納でき、いざというときは出先などに持ち運んで使用することも可能だ。

本体前面および本体背面。厚みは19.9mm、質量が約1.65kgと薄型軽量ボディーになっている

 本体カラーは天板やパームレストなどがダークグレー、ヒンジとベゼル、キーボード、底面がブラックとなっている。ダークグレーといっても梨地処理を施した金属のような鈍い光沢があり、光の当たり具合で明るいシルバーにみえることもある。

天板は金属のような光沢のあるダークグレー。ロゴさえない完全な無地でスッキリしたデザインだ

 ボディーはムダを省いたシンプルなフォルムで、天板はロゴすらないまったくの無地。洗練された上品なデザインなので、普段使いからビジネスまで幅広いシーンで違和感なく使用できそうだ。

 インターフェースはかなり充実しており、本体左側面にLAN、USB 2.0×2、microSDカードスロット、ヘッドセット接続端子が、本体右側面にHDMI出力、USB 3.2 Gen1 Type-A、USB 3.2 Gen2 Type-Cが搭載されている。比較的ケーブルの抜き差しの頻度が高い端子が右側にまとめられており、周辺機器をつなぐ際もケーブルが取り回しやすく感じた。

本体左側面には有線LAN、USB 2.0×2、microSDカードスロット、ヘッドセット接続端子が搭載されている

本体右側面には、HDMI出力、転送速度が最大5GbpsのUSB 3.0(USB 3.2 Gen1) Type-A、最大10GbpsのUSB 3.1(USB 3.2 Gen2) Type-Cが搭載されている

内蔵Webカメラは有効画素数約100万画素で、HD解像度での動画撮影ができる

 なお、USB Type-CはDisplayPort Alternate ModeやPower Deliveryには対応しておらず、データ転送のみの対応となる。このほか、ディスプレー上部には有効画素数約100万画素のWebカメラを内蔵。通信機能は有線LANに加え、対応ルーターとの組み合わせで最大2.4Gbpsでの通信が行なえるWi-Fi 6や、Bluetooth 5が搭載されている。

作業に集中しやすいディスプレーとキーボード

 ディスプレーは、サイズが15.6型、解像度がフルHD(1920×1080ドット)と標準的なスペック。左右および上辺のベゼルが薄く没入感が高いうえ、非光沢で映り込みが少ないため、作業にはかなり集中しやすい。発色はナチュラルでグラデーションも滑らかに表示されるため、写真のレタッチなどもやりやすかった。

狭額縁デザインのため没入感はかなり高い。ディスプレーは15.6型フルHDと標準的だが、解像感と観やすさのバランスはいい

ディスプレーは180度まで開くことができる。ディスプレーの視野角が広いため、対面相手に画面をみせながら打ち合わせするときなどにとても便利

 ちなみにディスプレーは最大180度まで開くことができる。視野角も広いので、打ち合わせなどで対面相手に画面をみせながら話をする際にとても便利だ。

 キーボードはキーピッチが約18.2mm、キーストロークが約1.8mm±0.2mmとなっており、打鍵感は良好。また4列のテンキーが搭載されているため、表計算ソフトなどで数値入力がしやすいのも評価できるポイントだ。タッチパッドはクリックボタン一体型で操作エリアが広いため、スクロールやジェスチャーなどがやりやすく感じた。

キーボードは4列のテンキー付き。矢印キーの位置は慣れるまで少し戸惑った。なお、テンキーとその他のキー(EnterキーやBack spaceキーなど)の間隔が若干広めにとられているため、数値を入力しようとしてEnterキーを押してしまうなどのミスは起こりにくかった

キーストロークは約1.8mm±0.2mm確保されており、タイピングはしやすい

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