ついに発売となったTiger Lake Hの頂上モデルをレビュー
「Razer Blade 15 アドバンストモデル」(2021夏) はCore i9+RTX3080に4K OLEDで史上最強だった!
旧モデルと比べてCPUもストレージも大幅に速度向上
最後にベンチマークスコアをチェックしよう。まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」で12321pts、「CINEBENCH R20」で4783pts、「CINEBENCH R15」で2033cbを記録した。「Core i7-10875H」と「GeForce RTX 3080 Laptop GPU」を搭載する旧モデルが9141pts、3545pts、1574cbだったので、約1.35倍、約1.35倍、約1.29倍と大幅にCPU性能が向上している。
一方3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyで9882、Fire Strikeで20420、Port Royalで6260を記録している。旧モデルが9923、21651、6240だったので、ほぼ同等のスコアだ。どちらもディスクリートGPUに「GeForce RTX 3080 Laptop GPU」を搭載しているので順当な結果だ。
ストレージ速度はPCIe Gen4 x4接続のSSDにアップグレードしたおかげで、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6910.93MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4980.65MB/sを記録した。
旧モデルはリード2891.49MB/s、ライト2905.49MB/sだったので、段違いの速度だ。
バッテリー駆動時間については、ディスプレー輝度40%、バッテリー残量5%までという条件で、バッテリーベンチマーク「BBench」を実行したところ、5時間58分55秒動作した。書類作成などの負荷の低めの作業なら、モバイルノートPC的な利用方法にも対応できる。
4K OLEDはゲーマーはもちろんクリエイターにも超おススメの
最強グラフィックマシンだ
本製品のどれを購入するのかは悩ましい。ただ上位2モデルに限れば、Core i9-11900HとCore i7-11800HでCPU性能に違いはあるが、ディスクリートGPUはどちらも「GeForce RTX 3080 Laptop GPU」で、VRAMの容量は16GBと8GBという違いがあるが、ディスプレーで決めてもいいだろう。
というわけで、クリエイター向けには解像度と画質を優先して4K OLED、ゲーマー向けにはリフレッシュレートを重視してFHDやQHDモデルを推したい。なお本製品はメモリー、ストレージを換装できるので長く愛用できる。だからこそあとからアップグレードできないCPU、ディスクリートGPU、ディスプレーは妥協せず選んでほしい。
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