キーボードはおなじみRazerクオリティで快感です!

「Razer Blade 14」実機レビュー = Ryzen 6000とRTXのTi搭載で最強14型ノートだ!

文●写真 ジャイアン鈴木 編集● ASCII

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  RazerはWindows 11搭載のゲーミングノートPC「Razer Blade 14」「Razer Blade 15 Advance Model」「Razer Blade 17」を発売した。

 Razer Blade 14は「Ryzen 9 6900HX」、Razer Blade 15 とRazer Blade 17は第12世代のCore i7 / i9のHシリーズをCPUに採用。それぞれディスクリートGPUにはGeForce RTX 30X0シリーズが組み合わされ、14型、15.6型、17.3型ディスプレーを搭載する薄型ゲーミングノートPCに仕上げられている。

「Razer Blade 14」
 Ryzen 9 6900HX / RTX3070Ti / RAM16GB / SSD1TB / QHD(165Hz) 36万3800円
 Ryzen 9 6900HX / RTX3080Ti / RAM16GB / SSD1TB / QHD(165Hz) 48万9800円

「Razer Blade 15」
 Core i7-12800H / RTX3060 / RAM16GB / SSD1TB / QHD(240Hz) 34万9800円
 Core i7-12800H / RTX3070Ti / RAM16GB / SSD1TB / QHD(240Hz) 41万9800円
 Core i7-12800H / RTX3080Ti / RAM32GB / SSD1TB / QHD(240Hz) 51万9800円
 Core i7-12800H / RTX3070Ti / RAM16GB / SSD1TB / FHD(360Hz) 41万9800円
 Core i7-12800H / RTX3080Ti / RAM32GB / SSD1TB / FHD(360Hz) 51万9800円
 Core i9-12900H / RTX3080Ti / RAM32GB / SSD1TB / 4K(144Hz) 55万9800円

「Razer Blade 17」
 Core i7-12800H / RTX3060 / RAM16GB / SSD1TB / QHD(165Hz) 37万9800円
 Core i7-12800H / RTX3080Ti / RAM32GB / SSD1TB / QHD(240Hz) 55万9800円
 Core i7-12800H / RTX3070Ti / RAM16GB / SSD1TB / FHD(360Hz) 44万9800円
 Core i7-12800H / RTX3080Ti / RAM32GB / SSD1TB / FHD(360Hz) 55万9800円
 Core i9-12900H / RTX3080Ti / RAM32GB / SSD1TB / 4K(144Hz) 60万3800円
 Core i7-12800H / RTX3070Ti / RAM16GB / SSD1TB / QHD(240Hz) 44万9800円

 今回Ryzen 9 6900HX / RTX3070Ti / RAM16GB / SSD1TB / QHD(165Hz)というスペックのRazer Blade 14を借用した。コンパクトかつ、Razer Bladeシリーズの中では比較的低価格な本モデルが、ゲーミングノートPCとしてどのぐらいのパフォーマンスを秘めているのかチェックしていこう。

Razer「Razer Blade 14」36万3800円~

CPUにRyzen 9 6900HX、ディスクリートGPUにはGeForce RTX 3070 TiまたはGeForce RTX 3080 Tiを搭載する

ボディーは従来シリーズ同様アルミシャーシ。重量は1.78kgで、ゲーミングノートPCとしては携帯性も良好だ

Blade 14は最新Ryzen 9 6900HXにディスクリートGPUが異なる2モデルを用意

 Razer Blade 14に用意されているのは2モデル。下位が「NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti」、上位が「NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti」を搭載している。

 ディスクリートGPU以外のスペックは共通。OSは「Windows 11 Home 64ビット」、CPUは「AMD Ryzen 9 6900HX」(8コア16スレッド、3.3~4.9GHz)を採用。メモリーは16GB(DDR5-4800)、ストレージは1TB(PCIe Gen4 x4接続)を搭載。なおNVMeまたはSATA IIIに対応するSSD(M.2 2280)を1基増設可能だ。

 ディスプレーは14型QHD IPS液晶(2560×1440ドット、リフレッシュレート165Hz、DCI-P3カバー率100%、ノングレア)を搭載。ディスプレー上部にはHD(720p)カメラ、Windows Hello対応赤外線カメラ、アレイマイク、キーボード左右にはステレオマイクを内蔵している。

 インターフェースは、USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort 1.4、USB Power Delivery 3.0対応)×2、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、HDMI 2.1×1、3.5mmヘッドセット端子×1を用意。ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(11ax)、Bluetooth 5.3をサポートする。

 本体サイズは319.7×220×16.8mm、重量は1.78kg。バッテリーは61.6Whを内蔵。バッテリー駆動時間は非公表だ。

アルミ製シャーシを採用。電源オン時はRazerロゴが点灯する

本体底面。ゴム足は安定感のあるバータイプ。大型の冷却ファンがふたつ透けて見える

ディスプレーは14型QHD IPS液晶(2560×1440ドット、リフレッシュレート165Hz、DCI-P3カバー率100%、ノングレア)

日本語レイアウトキーボードを採用。キーボード左右の特等席にステレオスピーカーを内蔵

本体前面と本体背面。本体前面には状態を示すLEDインジケーターが用意されている

USB 3.2 Gen 2 Type-C(DisplayPort 1.4、USB Power Delivery 3.0対応)とUSB 3.2 Gen2 Type-Aは左右側面に1基ずつ配置。加えて右側面にはHDMI 2.1、左側面には電源端子、3.5mmヘッドセット端子が用意されている(※左側面のフィルムは新品に貼り付けられているシールだ)

ディスプレーの最大展開角度は実測140度

パッケージには本体以外にACアダプター、電源ケーブル、説明書、ロゴシール、クリーニングクロスが同梱

ACアダプターのコード長は実測200cm、電源ケーブルの長さは実測103cm

ACアダプターの型番は「RC30-024801」。仕様は入力100-240V~3.6A、出力19.5 11.8A、容量230.1W

本体の実測重量は1791g

ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は787.5g

ゲーマーに鍛えられたRazerだけにキーボード、タッチパッドの操作性は◎

 Razer Blade 14のキーピッチは実測19mm前後、キーストロークは実測1.3mm前後。薄型ノートPCとしてもキーピッチはやや浅めだが、キーボードメーカーでもあるRazerのノートPCだけにキーボード面の剛性は高く、打鍵感も良好。強くタイプしても音は低めに抑えられている。ゲームだけでなく長文入力も快適なキーボードだ。

 ダイビングボード構造を採用したタッチパッドはガラス製。ストロークは浅めで、押圧力も軽めだ。タッチパッドをクリックしても指がずれて誤操作するようなことはなかった。このタッチパッドならゲーム以外でマウスを必要とすることはない。

キーピッチは実測19mm前後

キーストロークは実測1.3mm前後

キーボードは個別に色を設定できる「Razer Chroma」対応

タッチパッドの面積は実測110×75mm

 14型QHD IPS液晶の色域はDCI-P3カバー率100%が謳われている。カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で実測したところ、sRGBカバー率は100.0%、sRGB比は131.7%、AdobeRGBカバー率は87.0%、AdobeRGB比は97.7%、DCI-3カバー率は97.1%、DCI-P3比は97.1%という値が出た。

 動画のカラーグレーディングにも利用できる色域が確保されている。

14型QHD IPS液晶の色域はDCI-P3カバー率100%

実測したsRGBカバー率は100.0%、sRGB比は131.7%、AdobeRGBカバー率は87.0%、AdobeRGB比は97.7%、DCI-3カバー率は97.1%、DCI-P3比は97.1%

リフレッシュレートは最大165Hz。60Hzに設定すれば消費電力を節約できる

 ウェブカメラの解像度はHD(720p)と決して高くはない。しかしWindows 11の「カメラ」アプリを試してみたところ、解像感はそれなりだが、明るく、自然な発色で撮影できた。ビデオ会議用途なら十二分な画質だ。

ディスプレー上部にHD(720p)カメラ、Windows Hello対応赤外線カメラ、アレイマイクを内蔵

ウェブカメラの解像度はHD(720p)なので精細さはそれなりだが、明るく、自然な発色で撮影できる

RTX 3070 TiでRTX 3080搭載前モデルと同性能を記録
バッテリーは8時間30分も動作!?

 最後にパフォーマンスをチェックしよう。まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」で14118pts、「CINEBENCH R20」で5420pts、「CINEBENCH R15」で2337cbを記録した。

 「Ryzen 9 5900HX」と「GeForce RTX 3080」を搭載する前モデルが13633pts、5296pts、2280cbだったので、新モデルは約1.04倍、約1.02倍、約1.03倍のスコアということになる。

「HWINFO64 Pro」で取得したシステム情報

ベンチマークは、統合ユーティリティー「Razer Synapse」でパフォーマンスを「カスタム」に切り替えたうえで、CPUを「ブースト」、GPUを「高」に設定して実施している

「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は14118pts、「R20」のCPUは5420pts、「R15」のOpenGLは160fps、CPUは2337cb

「CINEBENCH R23」実行中のCPUの最大クロック周波数は4220.3MHz、平均クロック周波数は4123.05MHz、最大温度は97.5℃、平均温度は94.25℃。「Razer Synapse」でCPUを「ブースト」に設定すると、CPU温度が90℃を大きく超えても、高いクロック周波数が維持される(室温23.1℃で測定)

アイドル時の消費電力は平均28W、「CINEBENCH R23」実行中の消費電力は平均135W

 3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyは10103、Fire Strikeは24513、Port Royalは6222、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」は13280(非常に快適)を記録した。

前モデルは10145、Fire Strikeは23281、Port Royalは6497、11782(とても快適)だったので、新モデルは約1.00倍、約1.05倍、約0.96倍、約1.13倍のスコアということになる。

 今回の新モデルは「GeForce RTX 3070 Ti」で前モデルと同等のスコアを記録している。これ以上のパフォーマンスが必要なら「GeForce RTX 3080 Ti」搭載モデルを選択しよう。

「3DMark」のTime Spyは10103、Fire Strikeは24513、Wild Lifeは59008、Port Royalは6222

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは13280(非常に快適)

 試用機はストレージにPCIe Gen4 x4接続SSD「SAMSUNG MZVL21T0HCLR-00B00」が搭載されていた。「CrystalDiskMark 8.0.4」を実施したところ、シーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6700.48MB / s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4939.25MB / sを記録した。搭載SSDのスペックをやや下回ったが、ゲーム、クリエイティブワークに十二分なアクセススピードを備えている。

試用機のストレージには「SAMSUNG MZVL21T0HCLR-00B00」(PCIe Gen4 x4接続SSD)が搭載されていた

「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6700MB /s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4939MB /s

 バッテリー駆動時間は、ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ2時間56分に留まった。

 しかしRazer Synapseで、インテグレーテッドGPUとディスクリートGPUを切り替えることにより最適なパフォーマンスとバッテリー駆動時間を実現する「NVIDIA Optimus」を有効にし、ディスプレーのリフレッシュレートを60Hzに変更して再度ベンチマークを実施したところ、バッテリー駆動時間は8時間30分へと大幅に延長された。モバイル用途にRazer Blade 14を利用するなら、上記設定に必ず変更するべきだ。

ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行した際のバッテリー駆動時間は2時間56分

バッテリー駆動時間を延長するため、Razer Synapseで「NVIDIA Optimus」を有効にして、ディスプレーのリフレッシュレートを165Hzから60Hzに変更すると8時間を超えた

携帯性に優れたゲーミング&クリエイティブノートPCを求めているのなら
Blade 14はピッタリマシンなのだ

 Razer Blade 14はシリーズで最もコンパクトなボディーながら、8コア16スレッドのRyzen 9 6900HXに、GeForce RTX 3070 TiまたはGeForce RTX 3080 Tiが組み合わされており、携帯性に優れたゲーミングノートPCだ。

 またディスプレーはリフレッシュレート165Hzのゲーミング仕様だが、2560×1440ドットと解像度が高く、DCI-P3カバー率100%と色域が広い。クリエイティブワークもこなせる仕様だ。

標準のACアダプターはケーブル込みで実測787.5gと重めだが、USB Power Delivery対応のUSB充電器と組み合わせれば軽々と持ち運べる。携帯性を重視してゲーミング&クリエイティブ両対応のノートPCを探しているのなら、Razer Blade 14はもってこいの一台なのである。

 

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