Arduino MKRシリーズ、スイッチサイエンスウェブショップで2021年8月6日販売開始
株式会社スイッチサイエンス
株式会社スイッチサイエンス(以下スイッチサイエンス、本社:東京都新宿区、代表取締役:金本茂)は、Arduino Holding社のArduino MKRシリーズを、スイッチサイエンスのウェブショップにて2021年8月6日より販売開始します。
今回販売開始するのは、Wi-Fi/Bluetooth接続が可能な「Arduino MKR WiFi 1010」、LoRa WAN接続が可能な「Arduino MKR WAN 1310」、屋外での使用も可能な「GSM用ダイポールアンテナ(Arduino MKR WAN 1310用)」の3製品です。
▶︎ 「Arduino MKR WiFi 1010」の特徴
「Arduino MKR WiFi 1010」は、安全なWi-Fi/Bluetooth接続を構築できるシンプルなボードです。ベーシックなIoTやピコネットワークなどの用途に適しています。
メインプロセッサに消費電力の低いArm Cortex-M0 32-bit SAMD21を、Wi-Fi/Bluetooth接続に2.4 GHz帯で動作するu-blox NINA-W10チップセットを採用し、Microchip ECC508暗号化チップが接続の安全性を高め、オンボードの充電器とRGB LEDを搭載しています。
搭載のUSBポートから5 V電源の供給を受けられます。Li-Po充放電回路を備えているため、電池と外部5 V電源の両方で動作します。外部電源で動作中にLi-Poバッテリーの充電を行うことも可能です。電源の切り替えは自動で行われます。
▶︎ 「Arduino MKR WiFi 1010」の仕様
- ボード電源電圧(USB) : 5 V
- 回路動作電圧 : 3.3 V
- マイクロコントローラ : SAMD21 Cortex-M0+ 32bit ARM MCU
- 通信モジュール : u-blox NINA-W102
- セキュアエレメント : ATECC508
- 対応バッテリ : Li-Poシングルセル、3.7 V、1024 mAh(最少)
- ペリフェラル
- デジタルI/Oピン:8ピン
- PWMピン:13ピン(0 .. 8, 10, 12, 18 / A3, 19 / A4)
- UART:1
- SPI:1
- I2C:1
- アナログ入力:7(8/10/12ビット ADC)
- アナログ出力:1(10ビット DAC)
- 外部割り込み : 10(0, 1, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 16 / A1, 17 / A2)
- I/Oピン経由DC電流 : 7 mA
- メモリ
- CPUフラッシュメモリ : 256 KB(内蔵)
- SRAM : 32 KB
- EEPROM : なし
- クロック
- RTC:32.768 kHZ
- メインクロック:48 MHz
- LED:6
- USB:USB Full-Speed(デバイス/ホスト)
- 寸法(mm) : 61.5 x 25 mm
- 重量 : 32 g
▶︎ 「Arduino MKR WAN 1310」の特徴
「Arduino MKR WAN 1310」は、メインプロセッサに消費電力の低いArm Cortex-M0 32-bit SAMD21を、LoRa接続にCMWX1ZZABZ LoRa moduleを搭載したマイコンボードで、低消費電力が求められるプロジェクトに最適な製品です。
またLoRaWANなどのインフラに接続することで、Arduino IoT Cloudへの接続が可能になります。使用には同時に発売する認証を取得したアンテナ ( https://www.switch-science.com/catalog/7386/ )が必要です。
新しいバッテリーチャージャが採用され最小104 uAの低消費電力が実現しました。また、データ記録やOTAなどに使用できる2MBのSPIフラッシュによりLoRaWANなどから設定データを更新したり接続状態が悪い時にSPIフラッシュに保存し、接続状態が良くなったときにまとめて送信することが可能になりました。また搭載されたセキュアエレメント(ECC508)により保存、送信する情報を暗号化することも可能です。
搭載のUSBポートから5 V電源の供給を受けることが可能で、またLi-Po充放電回路を備えているため電池と外部5 V電源の両方で動作します。外部電源で動作中はLi-Poバッテリーの充電が行われます。
▶︎ 「Arduino MKR WAN 1310」の仕様
- ボード電源電圧:5 V
- 回路動作電圧:3.3 V
- 対応バッテリ:Li-Ion、Li-Po二次電池
- ペリフェラル
- デジタルI/Oピン:8ピン(それぞれ 7 mAまで)
- PWMピン:13ピン
- UART:1
- SPI:1
- I2C:1
- アナログ入力:7(8/10/12ビット ADC)
- アナログ出力:1(10ビット DAC)
- メモリ
- フラッシュメモリ
- CPU フラッシュメモリ:256 KB
- QSPIフラッシュメモリ:2 MB
- SRAM:32 kB
- クロック
- RTC:32.768 kHZ
- メインクロック:48 MHz
- LED:6
- USB:USB 2.0 Full-Speed(デバイス/ホスト)
- アンテナゲイン:2 dB
- キャリア周波数:860 - 930 MHz
- 動作区域:EU/US(初期設定)対応地域( https://www.thethingsnetwork.org/docs/lorawan/frequencies-by-country/ )をご確認ください。
- 寸法(mm):67.64 x 25
- 重量:32 g
▶︎ Arduino IoT Cloud
各機器の安全な接続には、簡単で高速なArduino IoT Cloud( https://docs.arduino.cc/cloud/iot-cloud )の利用がおすすめです。
▶︎ 「GSM用ダイポールアンテナ(Arduino MKR WAN 1310用)」の特徴
スマートデバイスをクラウドに接続できるアンテナです。850 / 900 / 1800 / 1900 MHzのGSMとUMTS(3G)帯に対応しています。小型の機器向けに設計されており、ワイヤレスターミナルやゲートウェイ、アクセスポイントとして使用できます。頑丈な防水プラスチック製カバーに覆われているため、屋外での遠隔測定や車内での使用に適しています。付属の両面テープであらゆる面に取り付けできます(アンテナ電波に影響を及ぼす可能性があるため、広い金属面への取り付けは推奨していません)。
同時に発売するArduino MKR WAN 1310用アンテナとして工事認証されているため、Arduino MKR WAN 1310( https://www.switch-science.com/catalog/7385/ )と一緒にご使用ください。
▶︎ 「GSM用ダイポールアンテナ(Arduino MKR WAN 1310用)」の仕様
- 寸法(mm) : 130 x 16 x 5
- ケーブル長さ : 120 mm
- 重量 : 1 g
- コネクタ : micro UFL
- ケース材質 : プラスチック
▶︎ 販売情報
スイッチサイエンスのウェブショップ( https://www.switch-science.com/ ) にて販売します。
型番 ARDUINO-ABX00023
商品名 Arduino MKR WiFi 1010
価格(消費税込み) 3,960 円
購入ページ https://ssci.to/ARDUINO-ABX00023
型番 ARDUINO-ABX00029
商品名 Arduino MKR WAN 1310
価格(消費税込み) 5,940 円
購入ページ https://ssci.to/ARDUINO-ABX00029
型番 ARDUINO-ABX00016
商品名 GSM用ダイポールアンテナ(Arduino MKR WAN 1310用)
価格(消費税込み) 660 円
購入ページ https://ssci.to/ARDUINO-ABX00016
▶︎ 他社の商標または登録商標
Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
Bluetoothは、米国 Bluetooth SIG, INC.の商標または登録商標です。
記載されている製品名などは各社の商標または登録商標です。
▶︎ スイッチサイエンスについて
スイッチサイエンスは、テクノロジーをより多くの人々が道具として当たり前に使える世界を目指して活動しています。具体的には、電子工作用の電子部品を自社で設計、製造、または国内外から調達し、販売する事業を行っています。2021年4月には、親会社株式会社144Labから、STEM教材事業、IoT開発協力事業を取得し、事業分野を広げました。
株式会社スイッチサイエンス
企業情報:https://info.switch-science.com/
Twitter:https://twitter.com/ssci
Facebook:https://www.facebook.com/SwitchScience