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『ぼくのなつやすみ』シリーズを手がけた綾部 和氏の最新作!

話題の"オラ夏"をレビュー、笑いと癒し、懐かしさ満載の夏休みを思う存分堪能できる良作

2021年08月12日 16時00分更新

文● イチえもん 編集●ASCII

7月15日より販売中のNintendo Switch用ソフト『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」~おわらない七日間の旅~』。『ぼくのなつやすみ』シリーズを手がけた綾部 和氏の最新作だ

 

 今思えば、学生時代の夏は天国だった。なかでも「夏休み」は学校生活において最高の休暇であり、7月末を待ち遠しく感じた覚えがある。家族と一緒に登山や海水浴に行ったり、友だちとキャンプに行ったりして夏休みを過ごしていた。スイカや冷やし中華、そうめんを食べる、夏休みの時期に公開された映画を見に行く、昆虫採集もまた、夏休みの良い思い出として心に刻まれている。

 あの夏の日の思い出を振り返ると、もう一度夏休みを体験したいという欲に駆られてしまう。社会人になった今、夏休みレベルの長い休暇を取るのは難しくなってきたが、せめて夏休みの雰囲気を味わうことができれば……と願う今日この頃だ。

 そう思っていた矢先、7月15日に『クレヨンしんちゃん「オラと博士の夏休み」~おわらない七日間の旅~』(以下、オラ夏)が発売された。臼井儀人先生原作の『クレヨンしんちゃん』をモチーフとした夏休み体験アドベンチャーで、『ぼくのなつやすみ』シリーズを生んだ綾部 和氏がディレクションおよびシナリオを務めている。

 筆者はクレヨンしんちゃんも好きだし、『ぼくのなつやすみ』シリーズも好きだ。本作の発売前、大好きな2つのコンテンツを融合させるのは正直いって半信半疑だったが、実際にプレイしてみると想像以上の出来で驚いてしまった。「とんかつ」と「カレー」を足したら「かつカレー」という絶品が生まれたような感覚に近いかもしれない。そこで本記事では、話題沸騰中のオラ夏を紹介していく。

クレヨンしんちゃんの世界で忘れられない夏休み体験!

 まずは簡単にあらすじを紹介しておこう。野原しんのすけを含む野原一家は父・野原ひろしの県外出張に同行すべく、母・野原みさえの故郷「熊本県・アソ市」……の隣の隣にある田舎町「アッソー」へ。そこにはみさえの友人であるひのやまヨヨコとその家族が住んでいて、彼らの家に下宿しながら"七日間の夏休み"を満喫することに。だが、「あくの博士」の手によって、しんのすけは不思議な"エンドレスサマー"を体験する……といった内容だ。

熊本県・アソ市の隣の隣にある「アッソー」と呼ばれる町が本作の舞台。自然豊かで人情味あふれるこの町で、七日間の夏休みを過ごすことに

母・野原みさえの友人であるヨヨコの家が拠点となる。一番右が長女のヨヨコ、その隣が次女のララコ、縁側にいるのがキャップと呼ばれている父

中央に立っている小柄の男性が、本作のキーパーソンである「あくの博士」。しんのすけに「おりこうカメラ」をあげた優しい博士と思いきや、実は恐怖のマッドサイエンティストで……?

カスカベの友だちにそっくりな子どもたちも登場

 本作は"夏休み体験アドベンチャー"というだけあり、『ぼくのなつやすみ』シリーズと同じく夏休みを味わうことにフォーカスしている。自然豊かな田舎町で、しんのすけに扮して夏休みを自由に楽しむ。それがオラ夏のコンセプトにして醍醐味でもある。

豊かな自然に囲まれたアッソーを自由に探索し、自分だけの夏休みを味わおう

空腹の概念があり、空腹メーターがゼロになると下宿先のひのやま食堂に戻されてしまう。「霧島ストア」で買った「おかし」を食べると空腹が満たされる。もちろん、クレヨンしんちゃんでおなじみの「チョコビ」もあるぞ!

 朝のラジオ体操や食事、お風呂、遊びなど、夏休みならではのシチュエーションをゲーム内で体験できるのが実に印象的、かつ懐かしく感じた。クレヨンしんちゃんが好きな人、田舎でスローライフを送ってみたい人はもちろん、『ぼくのなつやすみ』シリーズを愛してやまない人の心を惹きつける魅力といえよう。

 クレヨンしんちゃんのゲームでありながら、『ぼくのなつやすみ』シリーズの醍醐味をしっかり継承している点が、最初にプレイして感じた驚きだった。『ぼくのなつやすみ』シリーズの新作を心待ちにしていたファンは、きっとオラ夏に満足するのではないかと思われる。

毎朝恒例のラジオ体操。独特な歌詞と体操が印象的だ

家族そろって食事

ひろしと一緒にお風呂

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