車検を無事に受けられるワケもなく……
次の課題は車検。出場するにあたっての安全装備などの確認になるのですが、車検場へ向かう途中、1枚貼り忘れていたことをスタッフが発見! 車列に並んでいる間、素早く貼って事なきを得ました。ステッカーを貼っていないと車検に通りませんから、スタッフは大慌て。ですがほっしー先生は「やっばーい、うっそー」と呑気なものです。
そして車検場へ行く道すがら、今度はaymさんにトラブル発生。大会の運営スタッフが「まて! クルマを動かすな!」と大声を上げたので急ぎ見に行くと、フロントバンパーに取り付けられたゴム製のフロントリップとタイヤが縁石と接しているではありませんか!
このまま動いてしまうとホイールやバンパーに大きな傷がついてしまい、買取査定額が下がってしまいます。大会スタッフは「ハンドルを動かさず、ゆっくりバック」と指示を出し、筆者は筆者で後ろに並んでいるクルマにバックのお願いをしたりと大騒ぎ。ようやく脱出に成功したので現場検証すると、フロントリップとタイヤの一部に白い跡が残り、コンクリートにもしっかりと黒い跡が……。ですが幸いホイールとバンパーにキズはなく一安心。事態を聞きつけた監督は「とりあえず、気を付けてね」と優しく声をかけます。実に人間ができています。
車検は車体番号の確認や装備品、スペアタイヤのチェックから始まって、車内のロールゲージを持ってクルマを揺らしたりと、実に細かいチェックを3ヵ所にわけて行ないます。こうして車検は無事に通過。ちなみに上記のステッカー貼りや車検はレース開始の朝にも行なわれていますので、この大会に関しては、必ずしも前日に受ける必要はありません。
初めてのラリー参加でも初心者講習で安心
時刻は夕方5時を回りました。初めてラリー競技に参加する二人は、今度は初心者講習に向かいます。お二人はもちろん、ルールなどは熟読済み。それにチームからラリーとは何か、といった座学も受けて完璧。なのですが、もう一度ラリー競技とは何か、から始まって、トラブル発生時のSOSの出し方などを習います。「1分以内にクルマを降りて三角板を出して……とか、マジ無理じゃない?」とほっしー先生はちょっと不安そう。
1時間ほどの初心者講習が終ると、時刻は6時を過ぎていました。ほっしー先生/aymさん組と筆者が一緒にいるのはここまで。というのも、お二人はチームが用意した近くのホテルで宿泊なのですが、筆者にホテルは用意されておらず……。
涼しい部屋で過ごす2名に対し、筆者は独りN-VANで車中泊。トヨタのイベントにHondaのクルマで行った罰なのでしょうか。さらに2人はファミレスで食事をしたらしいのですが、当方はコンビニの半額弁当という悲しい夜を送ったのでした。この様子は別記事にて。
さて、お二人は食事後にホテルの駐車場でヘルメットの着脱などを監督から教えてもらい、もう一度ルールブックを読んで深夜に就寝したそうです。
夜の勉強会、練習会終わり!!
— 星野奏⭐️ほっしー (@hoshino_kanade_) July 3, 2021
走りの練習ではなくそれ以外のことを。。。🥺
少しラリー講習会テキストを読んでから寝まーす🎵
写真はちょうど2年前の今頃2人で撮ったやつです!w
おやほっしーーー!⭐️#ラリーチャレンジ#渋川伊香保pic.twitter.com/bf37rbeswQ
こうして何やかんやでドタバタした初日が終了。翌日はいよいよラリー本番です。はたしてどうなったのか……次回へ続きます!