投稿したくなる罠を仕掛ける人・組織も
逃げられない電車内で不用意なつぶやき……本人特定の大ピンチに
2021年07月28日 14時00分更新
あなたや家族・友人たちが体験した「ヒヤッとした話」を送ってください!
生配信未紹介の「ヒヤっとした話」その3
アスキーのYouTubeチャンネルで生配信した特番「アカウント乗っ取り? SNSで身バレ!!!? ネットでヒヤッとした話~【アスキー×マカフィー】がパネルで対策!」のこぼれエピソードを紹介する連載、ついに第3回です。
今回は、まさかのタイミングでSNSのフォロワーにリアルバレしそうになった恐怖体験をお届け。
逃げられない電車内で大ピンチ……!
女性の友人の話です。電車内から「人身事故で乗ってる電車が止まった」とツイートしたらリアルで面識のない男性フォロワーから「僕も同じ電車に乗っています、何両目ですか? 会いませんか」とリプが。気づかないふりをしてスルーしていたら、何度も何度もリプが飛んできたそうです。
電車内という密室でのピンチ体験がとても怖かったので、私もそれ以来「なう」ではなく「わず」でつぶやくように心掛けています。
リアルバレのピンチに加え、ストーキングっぽい怖さもある「ヒヤッとした話」ですね。
現在地が特定できる書き込みをした結果、「ネットの向こうに居るハズの人」が現実世界に踏み込んでくる。しかも事故停車中の電車内だから逃げられない……サスペンス映画のプロットに使えそうなシチュエーションです。
不用意な投稿がトラブルを生む例としてポピュラーなのが「旅行に出かけていることをリアルタイムで報告していたら空き巣被害に遭った」というもの。特に遠方への旅行は「短時間で帰ることもできない」という事実を公開しているようなものなので、悪意ある人たちにとっては絶好の獲物です。
投稿者の方も仰っているように、SNSへの投稿は「過去形」が無難です。絶景を前にして思わずつぶやきたくなる気持ちはわかりますが、ぐっとこらえて投稿タイミングをずらしましょう。
また、事件・事故といった「その場でしか起こっていない物事」を投稿すると、現在地だけでなく投稿者の特定が容易になります。なかには、社員のプライベートアカウントを特定するために、社内でワザと突飛な出来事を発生させて、その内容を投稿したアカウントを検索する、といった罠を仕掛ける人・組織もあるようですから、投稿内容とタイミングには重々注意が必要です。
まだまだ「ヒヤっとした話」募集中です!
ご自身あるいはご家族が遭遇した体験談、はたまた友人知人から聞いた話でもOK。純粋(?)なサイバー攻撃から、ネットで交流する上でのリテラシーにまつわるイザコザまで広くお待ちしています。ご応募はこちらから。

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