前へ 1 2 次へ

ゲームやテレワークで即戦力のゲーミングヘッドセット「XPG PRECOG Gaming Headset」レビュー

文● 鈴木雅暢 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 PCゲームをより楽しくプレイするのに欠かせないのが「音」。良い音で再生できると、何気なく聞いていたBGMもグッと雰囲気が出て没入感が高まり、剣戟や銃声などの効果音もリアルかつ臨場感が増す。特にシューター系、バトルロイヤル系のゲームでは、銃声や足音の音の聞きやすさが勝敗に直結してくる。

 ゲーミングPCの音を良くするには、ゲーミングヘッドセットの導入が手頃な特効薬だ。ヘッドセットなら、内部のシステムに手を加える必要はなく、そして(大音量を響かせて)近隣に迷惑をかけることもなく、単体で手軽にサウンドをグレードアップできる。マイクも付いているので、ゲーム中のチャットや配信で声を張らなくともクリアで聴きやすい声を相手に届けることが可能だ。

 今回取り上げるのは「XPG PRECOG Gaming Headset」。デュアルドライバーによる高音質、音の方向感や距離感がわかりすいFPSモードの搭載などが特徴のハイエンドモデルだ。実機を入手したのでレビューしよう。

XPG PRECOG Gaming Headsetは、ADATAのゲーミングブランドXPGから発売されているハイエンドのゲーミングヘッドセットだ

Amazon.co.jpへのリンク

ハイエンドモデルならではの軽くて心地良い装着感

 ブラックベースにレッドのアクセントカラーが入った本体は、金属パーツと樹脂パーツ、レザーやラバー素材を適材適所で組み合わせた丁寧なつくり。安価な製品とは一線を画す存在感がある。

 ヘッドバンドは、メインフレームとクッション素材を装備したアジャストバンドの2層構造。オートアジャスト機構により、自動的に頭の形状に合わせて変化する。

ブラックベースにレッドのアクセントカラーが映えるビジュアル。ヒンジやメインフレームに金属パーツを利用しつつ、軽量な樹脂パーツやレザー、ラバー素材が用いられている

USB接続時にリモコンでLEDオンにすると赤色LEDが点灯し、グッとゲーミングらしい雰囲気が出る

 アジャストバンドとイヤーカップのクッション部には、記憶形状素材を利用しており、頭や耳の形にフィットする。この記憶形状素材の良さは、指で押してみると実感できる。力を入れている間はすっと指が沈んでいくのに対し、力を緩めていくとゆるやかに戻っていく……絶妙な感触が体感できるのだ。

イヤーカップには記憶形状素材を利用していて心地良い。低反発で圧迫感がなく、しっかりとフィットする

 実際に装着してみると、とにかく「軽い」「負担が少ない」装着感が印象的。見た目にはやや重そうにも見えるのだが、頭部の圧迫感は着けていることがわからないほどだった。

 頭が押さえつけられたり、耳が締めつけられるような感覚は皆無。それでいて着けた後は一気に周囲が静かになり、ジャストフィットして密閉されていることがわかる。ハイエンドモデルならではの装着感といえる。

頭にも耳にもしっかりフィットしつつ、圧迫感が少ない軽い装着感。頭が押さえつけられたり、耳が締め付けられるような感覚はない

音質もがっつり本格派! いつもの動画や音楽の魅力も5割増しに

 XPG PRECOG Gaming Headsetの大きな特徴が、「デュアルドライバー」構成。ドライバーとは、電気信号を音に変換する、つまり実際に音を鳴らす機構のこと。一般的なゲーミングヘッドセットでは1つだが、本製品では低音や豊かさの表現に優れる「ダイナミック型」と高音に強く、繊細かつ深みのあるディテール表現ができる「静電型」、特徴の異なる2種類のドライバーを搭載。低音から高音までクリアで歪みのない音で、豊かさも繊細さも表現できる音質に仕上げている。

ダイナミック型と静電型、2種類のドライバーを搭載するぜいたくな構成で、低音から高音までクリアでゆがみのない豊かなサウンドを再現する

USB Type-CでPCやゲーム機などに直接接続可能という
汎用性の高い接続性とともに、ハイレゾにも対応

 XPG PRECOG Gaming Headsetは、USBでのデジタル接続/アナログ接続両方に対応している。ケーブルは、リモコン付きのType-CケーブルとType-C/Type-Aの変換ケーブル、リモコン付き3.5mm端子ケーブル、3.5mm分岐ケーブルが付属。PC以外でもPS4/Xbox/Nintendo Switchなど幅広い機器で利用可能だ。

ケーブルは合計で4本が付属。リモコン付きのUSB Type-Cケーブル、Type-C→Type-Aが付属。アナログ用は、3.5mmの端子のリモコン付きケーブルと3.5mm分岐ケーブルが付属する

 また、XPG PRECOG Gaming Headsetは、CD品質(44.1kHz/16bit)を超える情報量をもつハイレゾ音源の再生に対応。CDの約3倍の情報量をもつ96kHz/24bitや約6.5倍の情報量をもつ192kHz/24bitの音源が主流だが、これらのハイレゾ音源のメリットをしっかり受けることができる。複数の楽器が重なっている場面やごく小さな音、空気感の表現などで違いがでてくる。

左が3.5mmケーブルのリモコン。右がType-Cケーブルのリモコン。音量調整とマイクはどちらでも可能だが、サラウンドモードの選択とノイズキャンセルのオン/オフ、LEDイルミネーションのオン/オフスイッチはUSBリモコンのみに付いている

ゲーミングの即戦力となるFPSモードを搭載

 独自のバーチャルサラウンド機能を搭載しているのも特徴。「FPSモード」では、音場を広げて、足音や銃声がどの方向から聞こえるかをわかりやすく表現する。PUBGなどのバトルロイヤル系ゲームでは効果大だろう。

「FPSモード」では、音場を広げて、足音や銃声がどの方向から聞こえるかをわかりやすく表現する

 また、この機能を利用するのに、別途ユーティリティーなどは必要とせず、リモコンのみで利用可能というのも便利。通常の7.1chサラウンド、通常の「MUSICモード」と合わせて、リモコンで切り替えて利用できる。

誰でもイケボに? ノイズリダクション付きの着脱マイク

 着脱式のマイクは、ノイズリダクション機能が付いている。利用するには、USBリモコンのスイッチを「ENC」にスライドするだけでできる。

 Windowsのボイスレコーダーで録音してみたが、効き目は非常に良好。周囲の雑音が低減される効果はもちろんだが、声が明らかに明瞭になり、耳障りな感じがなくなる。発声時の曖昧な音(漏れる唾液の音や息など)を除外してくれているのだろう。

マイクはノイズリダクション機能付き。リモコンのスイッチでENC側にスライドして用いる

 筆者は取材時にICレコーダーなどで録音した自分の声を聞くのがとても嫌なのだが、このXPG PRECOG Gaming Headsetのノイズキャンセル機能で録音すると、なんか自分の声が良くなった気がして気分がよかった。

前へ 1 2 次へ

過去記事アーカイブ

2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
2020年
06月
07月
08月
09月
12月
2019年
03月
04月
05月
06月
10月
12月
2018年
05月
06月
08月
2017年
01月
03月
04月
05月
06月
07月
09月
11月
2016年
01月
04月
06月
07月
08月
09月
11月
12月
2015年
07月
08月
2014年
04月
06月
07月
2013年
02月
03月
06月
2012年
09月
2010年
01月
2003年
07月